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NOT COMPLETED 2
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芦花公園の世田谷文学館で見た「江口寿史展ノット・コンプリ―テッド」の続きです。

あの・・・まず文句を言いたくなるのが、ポスター(前回ブログのトップ参照)です。
芦花公園駅前周辺にこのポスターが貼られていましたが、センス無いなぁー。
これじゃ、ポスター見てこの展覧会を見に行こうって人、まずいないよ。
余程のファンでもなければ。
かわいい女の子のイラストを見ると悪くないと思うのに、なんでまたよりにもよってこんなポスターにしたんでしょうね。
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それでは展示に関して。
次の二人の漫画はちらっと読みましたよ。
たしか探偵でしたよね。
ギャク漫画としては、わけわからん状態までは行っていない感じでした。
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次の絵、1983年か・・・40年前ですね。
それにしては古臭い感じはしません。
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次の辺りの商品のイラストになると、何だか時代を感じますね。
でも40年描き続けてこられたというのは、すごいことだと思います。
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次は、当時漫画家が缶詰になって原稿を描かされた旅館の一室を再現したものだそうです。
ふーん、どこにでもありそうななんの変哲もない旅館ですがね。
ファンにとっては聖地のようなものなのでしょうか。
それとも単に作者のノスタルジーでしょうか。
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SS


「ストップ!!ひばりくん!」以降は作者について何も知らなかったので、展覧会は新鮮であり懐かしいでした。
絵が上手くなって洗練されるにつれ、ギャグ的内容との激しい落差が面白い事になっている漫画もありました。
でも、(それなりに見せ方の工夫はありましたけど)延々と原画を読む展示は・・・体罰のようでもありました。
もし彼に興味を持ったら、こんな本(↓)がお手頃。
(こういう感じの展覧会のポスターにすれば良かったのにね。)
This is江口寿史!!-
KS

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[2023/11/27 15:21] | アート 4 | page top
NOT COMPLETED 1
江口寿史展-
芦花公園の世田谷文学館で「江口寿史展ノット・コンプリ―テッド」を見ました。
展覧会の入場券が当たったから行ったのですけどね。
最近の文学館は、客集めの為なんでしょうけれど、展覧会のテーマを無理矢理広げていませんか。
(ボブ・ディラン選手もノーベル文学賞なんで・・・いいのかな?)

江口選手の漫画は「すすめ!!パイレーツ」や「ストップ!!ひばりくん!」を読んでいましたが、「ひのまる劇場」なんていうのもありました。
探偵事務所の話で、出だしは快調で期待させました。
おんぼろアパートでだらしなく寝ている探偵がロバート・パーマーのレコードを無意識に掛けて踊りながら起きる、とかね???
ところが、ある回から(作者に似ている)すし丸とかいういけ好かない小学生に主役を乗っ取られ、一気に話が面白くなくなりました。
「なんでこういう感じにするかね」などと思ったものです。
ひのまる劇場-
江口選手は自分の漫画に「白いワニがくる」とか描いていました。
締切に対する強迫観念だとは思いましたが、読者にそういう泣き言をギャグにして言う???
「プロがこれでいいのか」などと思ったものです。
白いワニ-
そう言えば、比較的最近「Sonny Boy」というアニメを見てアレッと思ったら、江口選手はキャラクター・デザインを担当していたのですね。
(巷にキャラクターの顔がどれも同じみたいなアニメもありますが、こういった先人から描き分けを学んでほしいものです。)
ともあれ事情はよく分かりませんが、「ギャグ漫画よりこういった仕事の方が向いているかも」などと思ったものです。
Sonny Boy 4-
以上が江口選手に関する過去の印象です。
昔、彼の漫画を何となく読んでいたのは、(内容はそれほど面白くないのですが)グラフィック・デザインとして見るべきものがあるように感じだからです。
漫画のコマによっては、一枚のイラストとして見てもセンスが良いような・・・。
(そういう見方をすると、水木選手や鳥山選手などは別格なのですね。)
Sonny Boy 2-
さて、肝心の今回の展覧会ですが・・・
グズグズ書いているとこっちにも白いワニが来そうなので・・・
次回引き継ぎます。

KS

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[2023/11/25 09:19] | アート 4 | page top
ヤッターマン
ヤッターマン0-
BS12で「ヤッターマン」の再放送をやっています。
タツノコプロ制作のタイムボカンシリーズの2作目(70年代後半放映)です。

因みに僕が知っているのは、最初の「タイムボカン」、今回の「ヤッターマン」、その後の「ゼンダマン」、「タイムパトロール隊オタスケマン」、「ヤットデタマン」まで。
こんなものに詳しい訳じゃないですが、何でこんなの見ていたのか・・・トホホ。

その中でも「タイムパトロール隊オタスケマン」の悪者セコビッチがうちの家族の間では有名。
今でも「そんなのセコビッチじゃん!」「セコっとな!」などという会話が出ます。(おバカ家族)
セコビッチ-
「ヤッターマン」なんて全く知らない、という方に簡単に説明しますと、正義の味方男女2人組と悪者3人組(親分が女で子分が男2人)とが自分達で作ったメカを使って戦う、というくだらないSFアニメです。
ただ、このアニメの変わっている所は、悪者3人組が陰の主人公で人気があり、正義の味方は影が薄い、という事。
正義の味方2人組は健気に頑張っていますが、その様子もなんか(製作者に)バカにされている感じ。
こういう話って作ってみたくなりますよね。
ドロンボー--
タイムボカンシリーズは、どれも似たり寄ったりの設定で、毎回同じような話が繰り返されていました。
その恐怖のワンパターンを逆手に取った最高の長寿番組とも言えます。
ネーミング、歌、決めポーズ、メカデザイン、全てが最高にダサく、製作者が巷のメカアニメをおちょくりながら作っていたとしか思えません。
「そもそもヤッターマンなんて名前、どうなんだ???」
ヤッターマン2-
さて、「ヤッターマン」の悪者3人はドロンボー一味といい、リーダーのドロンジョ(小原乃梨子選手の声もピッタリ)が人気だったと思います。
子供向けアニメなのにお色気シーンなんかもあり、タツノコプロもその辺りを意識して作っていたのでは。
(そう言えば、テレビ番組のお色気シーンって絶滅しちゃいましたね。)
ドロンボー2--
実写版映画の「ヤッターマン」(2009年公開)というのもありました。
こだわって作っている気持ちは分かるけれど、なんかイマイチだったように思います。
曲がりなりにも完成された作品(?)のリメイクって、どう作っても難しいですね。
ヤッターマン実写-
KS

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[2023/11/23 10:40] | TV | page top
RM邸 12
ガイア・アソシエイツで設計したRM邸の続きです。

今回は二世帯住宅の親世帯です。
天井の高い(3.7m)LD(リビング・ダイニング・ルーム)です。
建築主のご希望で、キッチンはLDと区分してほしいということだったので、右奥がキッチンとなっています。
(扉のガラスはマジックミラー)
左側にはこれまでにもご紹介しました中庭があり、その奥は寝室です。
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こういう高い天井のLDにした場合、照明計画が難しいです。
通常、ダイニングテーブルとソファのセットを置くことが多いのですが、家具が決まっていない場合、照明の位置で家具レイアウトが規制されてしまいます。
ダイニングテーブルの上にコードペンダント、ソファのセットにはシャンデリア、なんていう照明にした場合、もうその位置にしか家具を置くことができません。
また、ダウンライトのような基準照明で明るさを確保した場合、球交換の時に天井が高すぎて業者を呼ばないと交換できません。

そこで今回はスポットライトを基準照明とし、家具のレイアウトによって自由に照明の位置も変えられるようにしました。
しかも、建築主で気軽に照明を移動できるよう、ライティングダクトをグリッド状に組んで、適当な高さまで下げました。
これなら普通の脚立でOKです。

高い天井なので通常のエアコン以外にガス床暖房も設置し、天井扇を設けています。
これも空調効率を考えた省エネの工夫の一つです。
冬季のエアコンは、ガス床暖房の立ち上がり時に使用するぐらいの補助暖房となります。
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次の写真はキッチン。
大型冷蔵庫が置けるように十分なスペースを入り口側(写真手前左)に取っています。
キッチンにもエアコンが欲しいとのことで設置しました。
確かにこういう独立型のキッチンは、夏場は熱がこもって料理をする人だけがひたすら暑い!!という事態になりがちです。
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キッチン奥の食品庫。
こういうスペースがあると便利ですよね。
野菜・乾物・買い置き品・ペットフード・調理器具・洗剤等なんでも入ります。
ちなみにキッチンと食品庫の床は天然リノリウムのシートです。
水にも強く、天然の除菌作用もあって、こういう場所に適しています。
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次は中庭にある第2のブリッジです。
この家には1階にひとつ、2階に2つのブリッジがあり、そこからの向かい合う部屋の見え方がおもしろく、意外な空間展開があって楽しめます。
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こちらは奥様の寝室。
ちょっとした作業ができるカウンターと4畳半ほどあるウォークインクローゼットが付いています。
まさにここは自分のためのプライベートスペースです。
写真にはありませんが、中庭に面した大きな窓もあるので、LDの様子も分かります。
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続く。

SS

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[2023/11/21 07:40] | RM邸(集合住宅) | page top
ART TASTING
AHA GALLERY PROJECT-
近所のJASMAC YAKUMOで「AHA展2023 Art Tasting ~わがままなアート展~」というのを見ました。

グループ展のようでしたが、息子の友人のGLORY LAIというお方も出品していたので・・・。
それから、バブルの頃に名が出ていたジャスマックってその後どうなったのか、建物の中に入ってみたい気もしたのです。
近所にあるので長年外からだけ見ていたのですが、忘れていた宿題を今頃やっているような気分です???
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この吊り構造もどき(?)の階段、雑誌の「新建築」かなんかで見た覚えがあります。
踏板が強化ガラス、手摺が無垢のステンレス、うわぉうわぉの格好付け階段です。
そういえば、バブル当時はこういう「どうじゃ!かっこいいだろう!!!」的な建築が巷にもあふれていましたね。
ここは「よくぞ生き残った!」というところでしょうか。
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地下のバー空間です。
長ーい長ーい無垢材の天板とベンチ状カウンターがあります。
「本物の素材しか使わんぞー!!!」という設計者&発注者の意気込みを感じます。
そうそう、こういう時代でした。
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3階の外、中庭です。
深さ10センチもないような浅いプールに切り絵の作品が沈んでいます。(あるいは浮かんでいます。)
こういう見せ方はなかなかアイディアものだと思いますが、切り絵が小さいので、さほどインパクトはありません。
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こちらがGLORY LAIさんの作品です。
一番手前の作品が良いと思いました。
奥の二つは極楽浄土を連想してしまいます。
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これもGLORY LAIさんの作品です。
階段踊り場という飾る場所がちょっと悪いですね。
目立たない場所ですが、建物は広いんだからもうちょっといい場所に飾ってあげたらいいのに?
真ん中の作品が一番好きです。
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SS

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[2023/11/19 17:08] | アート 4 | page top
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