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チャプスイ 3
「チャプスイ」の続き(最後)です。

チャプスイの全貌がよく分からないまま、料理のJAWSな妻が「チャプスイ」を作る事になりました。
初めは「こんな料理、面白くも何ともない!」となかなか首を縦に振りませんでした。
けれども最後には一応好奇心が勝ったようです。
"Curiosity killed the cat."なんてね。

前回書いたようにチャプスイの作り方は色々あって、ひとつのイメージに絞るのは不可能なようです。
例の本「刺し身とジンギスカン」にもお勧めの作り方が幾つか載っています。
(本当は起源のアメリカ流の作り方がいいのですが、アメリカ料理ってマズそうなんで候補から削除。)
検討した結果、雑誌「主婦之友」1934年の「寶塚(たからづか)のスターのお好きなもの」という記事の作り方でいく事にしました。
CCI_000240---.jpg
著者も「端的で無駄のないレシピです。このレシピが標準的な日本のチャプスイレシピと言ってもいいぐらい、完成度が高い。」と豪語しています。
作り方がたったの6行(一文)と簡単そうなのも高得点ですね。

さて、記事の通りに作ったものがこれです。
あれこれ言っていた割に見た目地味ですね。
チャプスイ
たった一文の説明なので、料理を作っていてかえって判断に迷う事もあったと思います。
「宝塚のスター」が好んだというのは「ほんまかいな?」ですが、結構美味しいでした。
八宝菜とはかなり印象が違い、中華のようですが中華レストランには無い料理と言えるでしょう。
と言って、また同じものをすぐに食べたいかと言えば???
飽食の今の時代、御馳走とは言えないからかもしれませんね。

因みに、東京宝塚劇場の寄宿舎(白亜の洋館)のスター達が当時お好きだった御馳走は、すき焼、おさしみ、焼とり、ビフテキ、野菜サラダ、チャプスイ、うどんだったそうです。
世の乙女の憧れのスターが「白亜の洋館」でそんなものをっていうのも混ざってますね。

・・・という事で、今回作った物はバリエーションの幅が広いチャプスイのうちの一例です。
母が食べていたチャプスイとも違っているようなので、色々なチャプスイが食べてみたくなりました。

追伸
前回のブログのイラストには説明を書きませんでしたが、丸の内の有名料理店キャッスルの1934年のチャップスイ・ライスの作り方でした。
料理のJAWSな妻が、気が向いたのかこれも作ってくれました。
ライス抜きで食べましたが、こちらは具の多いスープのよう。(写真は撮り忘れ)
本によるとこれも「完成度の高いチャプスイ」だそうで、美味しいけれど前のものとは違う料理といった感じでした。
チャプスイの謎は深まるばかりです。

KS

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[2021/01/27 08:12] | | page top
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