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MF・MI邸 6
ガイア・アソシエイツで改修の設計をしたMF・MI邸の紹介の続きです。
(過去のMI邸の記事はココをクリック)
今回からMI邸4階です。

3階廊下からこの階段を使って4階に上がります。
この階はいわゆるペントハウスです。
鉄骨の切妻屋根に囲まれていて、言わば大きな屋根裏部屋と言えるかもしれません。

前回の改修で、(便所を抜かして)3室+階段室をワンルームにしました。
空間は大きくなって良かったのですが、その後夏はますます暑くなってきたと思います。
今回はプランは変えず、屋根(天井)とトップライトを改造して暑さ対策をメインに改修する事にしました。
内装は、収納を既存のままとして仕上を改修しました。
0425.jpg
次が既存写真です。
右のトップライトをご覧ください。
傾斜天井(屋根)に平行に付いていて大きくて明るいのですが、とても暑く、ガラスは熱割れをおこしていました。
IMG_1460.jpg
次の写真は似たアングルの改修後の写真です。
トップライトの対処として、サッシを垂直に付けました。
サッシの開閉を引違いにして通風も確保し、ガラスもエコ機能のあるLow-Eのペアガラスにしました。
サッシが垂直だと、台風の時などの不安も軽減されます。
写真左上には、建築主の希望で新たに細長いトップライトを新設しました。
既存のトップライトを改造するので暗くなるのではないか、との心配があった為です。
新設トップライトは夏に暑いなど室内環境上不利にはなります。
が、小さい窓だし日光が直接入りにくい方角(北寄り)を向いているので「まあ良いか」という判断で付けました。
0494.jpg
以前書いた通り、屋根は耐震上の事も考えて軽い金属屋根にしました。
屋根材と下地の間には空気が通る隙間を設け、暑い空気が下から上へと抜ける道を作りました。
天井裏にも天井材と下地との間に以下同文の道を作りました。
断熱材は屋根下地部分と天井裏部分に入れています。
屋根裏は暑くなるので、屋根裏に設置した換気扇が設定温度を超えると回り強制的に換気をするようにしました。
0526.jpg
上記のあれこれは夏の為です。
この階は冬の晴れた昼間はポカポカ温かいとの事でした。
けれども、冬にも曇りや雨や雪の日もありますし、夜も長いです。
という事で、全面ガス床暖房を入れました。
電気にしないでガスにしたのはランニングコストを考えての事です。
ガス床暖房の場合、部屋をそれだけで暖める時は床全面(床全体の8割以上)に敷きつめた床暖房をONにするのが基本らしいですが、一応食堂・居間に分けて制御できるようにしました。
キッチンにも通常は床暖房を入れますが、床下収納があるのでそれを優先させて床暖房無しにしました。
0437.jpg
さて、トップライトの改造は案外難しい工事でした。
窓ガラスを垂直にしたので、外から見ると屋根からちょこっと小屋根が立ち上がるような感じになります。
次の写真で3つあるのが分かるでしょうか。
外観の良いポイントにもなりました。
0621.jpg
この窓、実は「ドーマー」というれっきとした名称があります。
街を歩くと、案外あちこちの住宅にドーマーが付いているのを発見できます。
インテリアから見ても良さそうなものもあれば、単に恰好だけのものもあります。
見つけたら「ドーマードーマードーマード~」と騒ぎましょう。
因みに、ガイア・アソシエイツで設計にドーマーを採用するのは初めてでした。

最後にまたVRをご覧ください。
(下記の文字をクリック)
■階段VR
■階段~LDK VR
■DK VR

続く。

KS

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[2021/04/15 08:11] | MI邸 | page top
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