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THE ROTTERS' CLUB
THE ROTTERS CLUB
HATTFIELD AND THE NORTHの1975年のアルバム「THE ROTTERS' CLUB」を紹介します。

このバンドはいわゆるカンタベリー・ミュージックでくくられています。
カンタベリー・ミュージックを簡単に説明すると、イギリスの(主に)カンタベリー出身のミュージシャンの演奏する「ある」傾向をもった音楽を指します。(適当)
60年代後半からのソフトマシーン、ゴング、キャラヴァンなどが有名ですが、その潮流は現在まで脈々と続いており、世界的にや愛好家や(ミュージシャンの)フォロワーがいます。
出だしはサイケデリック・ロックでしたが、ジャズ・ロック、アヴァンギャルド、へんてこポップスなど多様に進化しています。
サウンドではウネウネとしたギター・ワークなどに特徴がありますが、カンタベリー・ミュージックをジャンルと言えるかどうかは???
元々人脈的なくくりであるし、現代ではあまりに多種多様になっています。
残念なのは、オリジネーターの人達が寿命を迎え始めている事でしょう。
HATFIELD AND THE MORTH
さて、このバンドの音楽は他のカンタベリー・ミュージック同様、若干難解な印象(とっつきにくさ)があるかもしれませんが、内容は良いので、それだけ飽きずに長く聴けるということです。
ブルックナーを最初から好きだ、という人は少ないのと同じですね???
長尺の曲の中に時折美しいメロディーが浮き上がってくるのもクラシック音楽的です。
ジャズ・ロックやフュージョンと近いと言えなくないですが、アルバム発売当時、こういうロックが時代と合わなくなり始めた時期だと思います。
パンク誕生目前ですしね。

音楽は何でもありの今聴くと、かえってしっくりくるように思います。
歯切れの良いカッコイイ演奏の中に、たまにボーカルが入るのも飽きがこなくて良いのかも。

最後にジャケット。
一見地味なようですが、何やら意味深な物語がありそうな感じです。
女性が何か書いている印刷物はこのアルバムの裏ジャケットで、「THE ROTTERS' CLUB」と書いています。
こういう堂々巡り的なアイデアも好みです。

という事で、カンタベリー・ミュージックの迷宮に迷い込むと出られなくなる人もいます。
剣呑、剣呑。

KS

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[2021/07/29 13:32] | 音楽 | page top
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