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DAVID BOWIE IS
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日本で評判なのかどうか知りませんが、「DAVID BOWI IS」というデヴィッド・ボウイの回顧展を見てきました。
ボウイは死んでしまいましたよね。
関係ないけどプリンスも。

私は中学生の頃、歌手で誰が嫌いってデヴィッド・ボウイが嫌いで、特に写真の化粧が気持ち悪くて見るのもイヤでした。
ステージでノタクリながらオカマのように歌っていたのも嫌いでしたが、気取ったイヤなヤツじゃないかとも勝手に思っていました。

曲だけを聞くと、別人のようにポップで聞きやすいので、???な印象を持ったのを覚えています。
「スターマン」はいい曲ですが、パクリっぽいフレーズが出てくるのは、何となくでした。
「火星の生活」(誤訳?)は、今回の回顧展で特設コーナーがあるくらい良い曲ですけどね。

ボウイの音楽が良いかな、と思い出したのは、案外最近です。
アルバム「世界を売った男」や「ジギー・スターダスト」は昔から聞いていましたが、そのぐらいかな、と思っていました。
ちょっと気が向いて、他のアルバム(16枚ぐらい)を聞いてみると、アルバム中の良い曲の割合はだんだん少くなるけれど、思ったより好みだったのです。
(やっぱり一番良いのはグラム期までの初期のアルバムでしたが・・・)

また、ボウイ自身も、(褒め言葉で)変なヤツだけど、案外気取ってなくて面白い男のようじゃないですか。
両刀使いのようだったのは困るけどね。
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ということで、今回の展覧会に行ってみることにしたのです。
入場日時が予約制なので、ゆったり見ることができました。
各々がヘッドホンを付けて廻るので、コーナー、コーナーで発せられる違う音が混じらず、これも良いと思いました。
会場が元倉庫だったのも、80年代頃の湾岸倉庫ブームを思い出させて良い雰囲気です。

さて、内容ですが、時代を彼の映像・衣装・音・記念品などで追っていくものでした。
まあ、こんな感じになるんだろうな、という予想の範囲内ではありました。
膨大な説明書きを読んでいくのも、途中で面倒になってしまいました。
ボウイ・ファンだったようなおば様達は、時間をかけて丁寧に読んでいるようでしたが・・・。
ただ、20世紀初めなどのアバンギャルド芸術に興味があったみたいなのは、(意外では無いでしたが)趣味が合いそうで嬉しいことでした。

結局、私にとってボウイは、ずーっと「年上のおかしなオジサン」という感じだったのですね。
やっていることはどれも本格的では無いのですが、気になる存在で気になる音楽ということだったでしょうか。
ボウイの長年のファンなら見に行くと良いでしょう。(終わりが迫っているので急げ!)
デヴィッド・ボウイって誰、面白そう、という人にはちょっと。

KS

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[2017/04/01 08:21] | 音楽 1 | page top
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