![]() 東京都現代美術館で、前回紹介した「ガブリエル・オロスコ展」と一緒に「山口小夜子未来を着る人」という展覧会をやっていました。 私は昔から特に興味は無かったのですが、何となく見ることにしました。 入口を見ると隅っこでオマケでやっているように見えますが、実はこっちの方がまともな展覧会でした。 (展示は何を意図しているのかイマイチ不明な部分もありましたが)楽しかったバブルの頃を思い出しました。 バブルというと色々マイナス面を言われますが、バブルの時にバブルなんて言葉は無かったわけだし。 世界的にNEW WAVEだったし、街もみんなも元気でとんがっていて、個性的で新しいことを考えていて・・・。 今とは別の国のようですね。 KS ![]() 実は、私は山口小夜子さんが亡くなったことも、彼女が晩年アートプロデューサーだったことも知りませんでした。 でも、その特異な妖しさ・美しさは記憶に鮮明に残っていて、今回の展覧会を見て、ひところの感激を思い出しました。 東洋人で初のトップモデルとして、ファッション雑誌のグラビアに載っていたころ、化粧品のCFに出ていたころ、子供心(?)にもすごい美人だなぁと思ったものです。 ファッションモデルを引退したのち、舞踏家や前衛芸術家とコラボをしたり、舞台用のドレスをデザインしたり、映画に出たりと、ずいぶん多彩な活躍と挑戦を続けてこられたようです。 もっとこの人の仕事を見たかったなぁ。 「佳人薄命」の言葉のとおり、短い(でも濃厚な)一生だったのですね。 天女になった山口さん、ご冥福をお祈りします。 SS |
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