ガイア・アソシエイツで設計した住宅MY邸の続きです。
今回からは改修のメイン・エリアであるLDKです。 下は改修前の写真です。 改修前は、写真手前のLD、写真奥に見える個室(よくマンションにあるLD横にある和室を洋間に改修したもの)、そしてキッチンに分かれていました。 個室部分は何となく使い勝手として中途半端のようですし、キッチンは窓も無く閉鎖的な部屋でした。 LDは、玄関との間に納戸があり、玄関からスッと入る感じではありませんでした。 ![]() 次の写真は改修後です。 玄関を入り、LDKとの間の半透明の引戸を開けた時に見える風景です。 既存のLD、個室、キッチンとの間にある間仕切を全てやめてしまいました。 LDと玄関との間にあった納戸も無くしました。 写真手前右にはキッチンと対面したカウンターがあります。(改めて説明します。) 奥は全てLDエリアです。 右側の壁は壁面収納とし、収納エリアを集約しました。 ![]() 次はLDに入っていった写真です。 今までは2つの部屋に3つの窓だったのが、1つの部屋に3つの窓となったので、視界も開け、明るくなりました。 勿論、風の道も十分に確保できます。 LDKの面積は、収納を含めてですが約35畳になりました。 内装は玄関、廊下と同じでまっ白です。 床がタイルなので、いわゆる住宅とは違う雰囲気になっています。 白いインテリアにする場合でも、床はなかなか白くしないことが多いですが、やってみれば独特な浮遊感が生まれます。 白にする場合でも、建材は色々あります。 今回のようなタイル、フローリング、塩ビ系シート、天然リノリウムなど。 候補の中から、質感があり、メンテナンスがしやすく、最も白かったタイルを選びました。 タイルは冬冷たいと思われるかもしれませんが、ガス床暖房を入れたので問題ありません。 とても快適だそうです。 床暖房用にタイルは専用の工法で貼っています。 ![]() さて、天井を見てください。 部屋全体に白い球形の照明が浮かんでいます。 床と相まって浮遊感が強調されています。 今回、部屋が広くなり、家具のレイアウトも一通りでは無いと思われるので、天井にライティング・ダクトを設置し、好きな所に照明器具を付けられるようにしました。 LDKは全てガラスの球体のコードペンダント照明(天井からコードでぶら下がった照明)ですが、位置を移動できます。 個数を変えたり、照明器具を変更することも簡単なので良い方法ではないかと思っています。 ランプは一部を除きLEDの電球色を使用しています。 天井扇は元からありましたが、空調効率を上げられるので、位置を移動して再使用しました。 続く。 KS |
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