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SNOWDEN 再び
スノーデン・ファイル徹底検証-
小笠原みどり著「スノーデン・ファイル徹底検証」を読みました。

スノーデンの事件については何冊か本を読み映画も見ましたが、その後、特に日本での顛末について知りたくなったのです。
いやはや、読むと出るのはため息ばかりです。
今回も小笠原みどり氏はすごい勢いで怒りまくっていますが、問題は彼女ほどこのことを問題視している人が少ないということです。

まず何より、何が問題なのかというと・・・。
国家権力が、政権に異議を唱える個人や団体のあらゆる情報をプライバシーを含め勝手に収集し、それを利用して彼らを陥れて表舞台から葬り去るようなことをしている、という事実です。
アメリカでヨーロッパで、そしてもちろん日本でも。
それなのに、日本では政権に忖度し、顔色をうかがって、野党もマスコミもだれもそのことを声高に報道していません。

スノーデン・ファイルに関しては、ちゃんと分析すると「のけぞる」ようなことが書かれているのに、それを2回に分けて特集したNHKのクローズアップ現代+でさえ核心部分はぼやかし、問題の論点をすり替えて報道したそうです。
なぜか?それは、番組報道前に右翼団体と政権中枢から番組放送をやめるよう圧力がかかったらしいのです。
それでNHK放送総局長が「内容を変更するから放送はさせて欲しい」と頼み込んで、ぼやけた放送になったそうです。
これはのちに内部告発され、裁判にもなりましたが、???な判決で幕引きされたそうです。

ちなみに私が「のけぞった」内容というのは・・・・
・沖縄には全世界をにらんだアメリカの巨大情報基地があり、沖縄返還時には国会の承認を得ずに米軍施設改良工事に200数億円を捻出している。
・日本には世界最多の監視設備があり、NSA(アメリカ国家安全保障局)の諜報活動に貢献している。横田基地で集められた情報によって、アメリカ軍はアフガニスタンやイラクを攻撃した。
・内閣情報調査室は代々公安警察から長官を出しており、NSAとつるんでスパイ的手法で政権に反抗するものを脅している。
などなどです。

また、2014年に「特定秘密保護法」は、我が国の安全保障に関する情報のうち特に秘匿することが必要であるものの保護に関し、必要な事項を定めるものですが、これによって国民の知る権利は大幅に縮小されました。
2017年には「共謀罪」という」法律ができて、これまで違法だった国家による盗聴・監視を合法にしてしまいました。
そして今度はさらに、マイナンバー制度によって国民の識別を強化しようとしています。
これらは何につながるのかというと、政治の風向きによって国民の個人情報は治安機関にも利用され、政府が望む国の在り方に人々を動員していくことができるという事実です。

「そうはいっても、テロを防いで他国からのサイバー攻撃をかわすためにはある程度仕方ないじゃないの?」というあなた、それはもう政府の思うつぼです。
「対テロ対策の為」「東京オリンピックを平和裏に進めるため」、これらを連発して安倍内閣は上記法案を通してきたのです。
しかしそれらはテロ対策には役には立っておらず、政権にたてつく勢力を排除するために使われているだけです。

「私はなにも悪い事はしていないから、別に諜報されたってかまわないわ。」というあなた、それなら隣の人があなたの行動の全てを盗み見して、「あら―この人こんなところにお金を隠してるんだ!」とか「すっ裸になったらおなか出てるー!」とか、「実はこんな病気持だったんだ!」などと笑われていたりしたらどうですか?
それでも平気ですか?

でも、まだ隣人なら笑われたとしても被害は少ないでしょう。
それが政府となると話は全く違ってきます。
なにも悪い事をしていなくても、「スパイのグーグル」と呼ばれるエックスキースコアを使って何もかも盗聴され透視されて、犯罪者にしたてあげられることも可能です。

ではどうすればよいのか?
やはりまずは知る事です。
多くの人はこのことに関心を持って注視していくべきです。
そこからまず始めるしかないのでは?

SS

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[2024/04/13 15:27] | | page top
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