
「地デジ地デジと言われて、あわてて(嫌々?)TVやアンテナを新しくされた方も多いのでは。
初めてBSの民放を見られた方もけっこういるんじゃないかな。」
「ぼくは見ていて2つのことで驚いたよ。
まずはTVショッピングだらけなこと。
次は韓流ドラマだらけなこと。(韓国人が見ても驚くでしょう。)」
「どちらもTOO MUCHね。
だけど、あなたは最近韓流ドラマをよく見てるでしょ。」
「韓国のドラマは、十分な観察の結果、案外面白いことが分かったんだ。
今さらだけど、ハマる人が多いのも理解できるよ。」
「有閑マダムが見てるんじゃないの。
私は興味湧かないな。」
「いや、案外幅広い層に受け入れられると思うな。
ぼくも、恋愛物や特定の人気役者の出ているドラマが多いのかと思っていたけれど、違ったな。
『イ・サン』や『チャングムの誓い』のような歴史物も面白いし、『明日に向かってハイキック』(写真)のような現代コメディも楽しめるよ。」
「ハイキックはバカみたい。
何でこんなナンセンスが好きなのかな。
アメリカの『フルハウス』の方がマシだわ。」
「大家族の各々のドタバタを多角的・並走的(?)に描くドラマだよ。
アメリカの古いコメディードラマみたいに笑い声が入るんだけど、あまりピンとこない時に笑うんだよね。
そのズレも面白いんだけれど、笑いのツボが違うのかな。」
「笑いは案外難しいのよ。
その国の常識や流行や駄洒落もあったりするでしょ。
ところで、韓国人と日本人は見た感じほとんど同じだし、言葉の印象も似てるわね。
一部の役者さん以外は知らない人が多いから、先入観なしで見らるのは良いかも。」
「ストーリーのスピード感もあるし、日本のドラマよりストレートな感じが良いかな。」
「でも、こういう色々な文化的側面が外国に波及する、ということは、その国に対する親しみがとても湧くわね。
息子も韓国語に自然に興味が出てきているでしょ。」
「そうだね。
でも、BSの番組としては、韓国に限らずもっといろんな国の番組や映画を放送してほしいよ。」
「例えば、ガボンとかナウルとかキリバスとか?」
「そう、キリギスとかブルンジとかレソトとか。」