![]() 上野広小路近くにある旧岩崎邸庭園に行ってきました。 庭園と言いますが、見どころは建物自体でしょう。 ここは言わずと知れた、岩崎彌太郎が建てた明治初期の豪邸です。 NHKの「龍馬伝」でにも出てきましたね、覚えていますか? 香川照之扮する岩崎彌太郎が、晩年この屋敷のバルコニーをゆっくりゆっくり歩いていました。 設計者はジョサイア・コンドル。 明治29年に竣工しています。 中は薄暗いですが、天井が高くインテリアの意匠も凝っています。 今では手に入らない銘木も多く使われているそうで、もちろん重要文化財です。 ![]() この回廊は、光が入り庭を一望出来ていい感じです。 彌太郎もここを歩きながら眺めを楽しんだことでしょう。 ![]() 2階に上がる階段です。 重厚で立派な作りなのですが、残念なことに、手摺にビニールのカバーがかけられていました。 傷むから?汚れるから? がっかりな眺めでした。 ![]() 広いバルコニー。 手摺の意匠も凝っています。 高さが今の建築基準法よりも低く設定されているので、眺めを存分に楽しめます。 いいなぁ、このぐらいの高さ。 ![]() 遠景で見るとこんな風。 広い庭と大きなお屋敷ではあるのですが、「日本としては」という頭書きが付きそうです。 それというのも、都会の中になるので、周りの集合住宅やら学校やらがどうしても目に入り、アメリカなどにあるお金持ちさんの豪邸とはシチュエーションが異なります。 おそらく当時日本一のお金持ちだった(?!)彌太郎の御屋敷でもこんな風なのであります。 ![]() これも同じ敷地内にあり、洋館とはちょっと異なる異様な雰囲気なのですが、設計者は同じくジョサイア・コンドルです。 撞球室といい、ビリヤードをするための別館だったそうです。 公開していませんが、母屋と地下道で繋がっています。 (こういう所こそ見せて欲しいものですね。) 校倉造だそうですが、アメリカの木造ゴシックの流れを汲んでいるとかで、北海道開拓の村にでもありそうです。 ![]() SS |
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