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ぶっちぎりのゼッテー120%
光岡幸一展 「ぶっちぎりのゼッテー120」
銀座のガーディアン・ガーデンで光岡幸一展 「ぶっちぎりのゼッテー120%」を見ました。

ゼッテ―120%って何?
作者が倉庫整理中にたまたま見つけたメモに書いてあった言葉だそうですが、「絶対100%」をもっと極端に表現したものでしょうかね。
とにかく全力で頑張るぞってことかしらん?

この人、割と色の使い方もうまいです。
最初の赤い枠の案内状ですが、これ、中は白なのではなく、無いのです。
つまり、赤い枠だけあって、中身は空白、手に取るとぴらんと四角いマウントみたい。
こういう発想って、なかなかできません。

さて、会場の入口が凝っています。
ボードをわざと不規則にくりぬいて、中の世界を隔離しています。
中は映像作品がメインなので暗くしているのでしょうが、やけに明るいエントランスの白さと好対照をなしています。
IMG_1330-.jpg
トンネルをくぐると次の写真のような感じ。
いくつかのオブジェとヴィデオ作品が流れています。
水面が反射して河の堤防にユラユラ光の縞模様が映し出されているもの、風に飛ばされてどこまでも転がっていくビニール袋、
なんだか映画の「アメリカン・ビューティー」の中に出てくる1シーンを思い出しました。
主人公が風に飛ばされる紙をずっと動画で撮影していて、その時の冷たい空気や翻弄される紙のはかなさ、そういうものを美しいと感じるのだという場面です。
IMG_1333-.jpg
などと思いながら腰を据えてみていると、なんと突然(多分)作者本人が出てきて、天井から吊るしているロープにターザンのようにぶら下がると、振りを付けて壁に掛けてあるキックボードのようなものを、バーンと蹴飛ばしました!!
びっくりしていると、サッサと出口から出て行ってしまいました。
このパフォーマンスも作品なんですね。
IMG_1335-.jpg
SS

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[2023/03/01 17:34] | アート 3 | page top
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