![]() アメリカのシンガー・ソングライターANGEL OLSENの2019年のアルバム「ALL MIRRORS」を紹介します。 エンジェル・オルセン君は出身地のシカゴで活動しているようです。 以前から知ってはいたのですが、特に惹かれるものが無かったので聴かずにいました。 ある時何となくこのアルバムを買ったら、その素晴らしい出来ばえに驚きました。 冴えない風貌に騙されていたんですかね。 このお方、デビュー当時はフォークやオルタナ・カントリーっぽい音楽をやっていたようですが、アルバムを出す毎に変容してきたようです。 今回のアルバムは、そのメロディーの良さ、オーケストレーションで包み込むようなアレンジ、アルバムとしての構成、全てが良くできています。 バックのオーケストラも一筋縄ではいかない雰囲気で、(的外れかもしれませんが)マーキュリー・レヴの全盛期やデイヴィッド・リンチ君の映画音楽を思い浮かべました。 いずれにせよ、いわゆるシンガー・ソングライターのアルバムとしては異質です。 興味が湧いたので、高評価だった前作2016年の「MY WOMAN」も早速聴いてみました。 なんですが・・・こちらはまだ過渡期の音楽性のように感じました。 それよりも・・・この奇妙な顔のジャケットも見覚えがあったんですが、同じ人だったとは・・・。 ![]() 今作品は前作からもステップ・アップしたのですね。 そうするとその後の作品にも期待されましたが・・・最新アルバム2022年の「BIG TIME」はオルタナ・カントリー風でした。 (歌詞の進化は分かりませんが)音楽的には逆戻りかもしれません。 ![]() 僕には、今回紹介したアルバムが奇跡的なピークに感じられました。 まだ分かりませんけどね。 KS |
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