![]() 東京都美術館での「東京藝術大学卒業・修了作品展」の続きです。 (展覧会自体は2/2に終了しました。) 今回は前回とは違う目で見た展覧会。 東京藝大の学生の作品展を見るのは初めて。 京都芸大の作品展を大昔に見たきり、ほんとに久しぶりです。 で、どうだったかというと、いやー隔世の感がありました。 ![]() まず驚いたのが日本画。 私が学生の頃は、日本画は伝統的モチーフを描く人が多かったものですが、今回はゼロ。 日本画の岩絵具で描かれているのでしょうが、描かれているものは自分の内面世界。 自由で良いと思いました。 自画像が作品の横に掲げてありましたが、女性が多いですね。 それも時代の流れでしょうか。 ![]() こちらは油画です。 いわゆる「油絵」という感じではなく、こちらもハチャメチャです。 ミクストメディアというのでしょうか、油絵具だけではなく、何かの破片や、物体やチューブなどなんでもありの複合表現です。 彫刻のようでもあり、アニメーションやヴィデオを駆使したものもあり、いろいろな表現手段をミックスしています。 でも作品自体は、意外とこぢんまりしたものも見受けられました。 ![]() これ、わりと好きです。 こんな風に、バックの色も計算して、自身の作品のレイアウトも作品の一部として構成するのも面白いと思います。 ![]() うさぎさんがキッチンで何か作って食べようとしています。 きっとなんらかのストーリーがあるのでしょうが、よくわからなかった。 ![]() こちらは自転車がテーマのようですね。 自分が今一番興味を持っているもの、というテーマだったのでしょうか。 ![]() この照明は力作でした。 ゼリーのカップのようなシェードに半透明樹脂のフタがしてあるので、光が柔らくていい感じです。 ![]() これもわりと好きな作品です。 炸裂する色彩の渦が美しいです。 これなら部屋に掛けてもいいな。 ![]() 全般的に言って、おもしろかった。 時間がもう少しあれば、もっとゆっくり見られたのになぁ。 SS |
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