![]() 渋谷に行ったついでに、ディーゼル・アート・ギャラリーでのERIN D. GARCIAという人の展覧会「SUPER SILHOUETTE(スーパー・シルエット)」に寄ってみました。 ガルシア君はミュージシャン上がりのアメリカ人画家のようです。 奥さんが日本人だそうで、会場では70-80年代頃のニューミュージックが小さな音でかかっていました。 (その手の音楽は気恥ずかしい歌も多いですが、アメリカでは「新食感」という事で少し流行っているみたいですね。) ![]() 肝心の作品ですが、サイトで見た時はレインボーカラーの単純でお気楽なCGみたいだったので、あまり興味が湧きませんでした。 会場で実際に現物を見てみると・・・やはり単純でお気楽なCGみたいでした。 ![]() しかし、キュレーターの女性の話を聞いたり、作画の映像を見たりすると・・・若干印象が変わりました。 実はCGではなく、幅の広い刷毛の部分部分に違う色の絵具を付けてザーッと一度に多色の帯を描いているのでした。 ガルシア君は刷毛をきれいに洗わない事もあり、前の残っていた色が出てきて思わぬ効果を生む事もあるそうです。 ![]() また、適当に描いているように見えますが、描く順序をちゃんと決めないとうまく描けません。 ザーッと刷毛で帯のように描くので、花より茎を後に描いたりすると、欠けた花になってしまいます。 まあ、当たり前ですけどね。 ![]() という事で、偶然性と計画性とが同居した絵なのでした。 いずれにしてもすぐ描けちゃいそうですけどね。 第一印象より良く感じるようになったのですが、そうは言っても絵というよりもグラフィック・デザインという感じ。 額に入れるよりも包装紙の方が合っているような・・・。 KS |
| ホーム |
|