![]() 銀座のガーディアン・ガーデンで平手展「拳に綿を詰める」を見ました。 平手という人は、多摩美中退後いろいろな職業に就くきつつ創作活動を続け、第23回グラフィック「1-WALL」でグランプリを取り、今回の個展となったそうです。 ヒト型のやぶれかぶれの人形がいろいろなポーズをとっています。 作者と一緒にからみつつ撮影された写真も多々あります。 (余談ですが、その写真はとてもきれいでカメラマンのセンスを感じました。) ![]() 作品の方は、なんとも言えない哀愁ただよう表情の人形たちです。 とっているポーズは勇ましいのですが、顔はどこか悲しげです。 ![]() 奥にある紙製の小屋の中です。 どこかの家族のメモリアル・コーナーのようです。 昔を懐かしんで作ったのか? 今はもうここにはない家族の思い出が展示されてるような感じです。 ![]() これも物騒な作品ですよね。 頸動脈に出刃包丁が突き刺さっていて、血しぶきが上がっています。 下の注意書きには、この作品はテルミンで音が出るから、聞きたい人はスタッフか平手に言ってくれ、とありますが、いやいやそういう問題ではないでしょう。 足の間のメロンも謎ですね。 ![]() これもなんでしょうね? 腕を動かして、竹と棒でできた装置の先にある石を持ち上げようとしいるのでしょうか。 どの人形も苦しそうですが、これもこの這いつくばったポーズからして、ダウンしそうになりながらも、それでも抵抗しているような感じがします。 ![]() ネットで見たときには、なんか汚ーい印象があったのですが、実物はそうでもなくて、個々の作品には哀愁感は漂うけれど、会場全体の印象としては、不思議とこざっぱりした感じがしました。 SS |
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