![]() 浅草のKAIKA東京という所に行ってみました。 ここは何かというと、ホテルです。 でも泊りに行ったのではなく、美術作品も展示しているという事だったので、どんな感じか見に行ったのです。 KAIKAのサイトには・・・ 「アートストレージとホテルが融合した、コンテンポラリーアートの拠点です。 館内には、複数のアートギャラリーが作品を公開保管する収蔵庫をはじめ、様々なアート作品が収蔵されています。 通常は決して覗き見ることができないアートの現場で、作品との特別な出会いをお楽しみください。」 とありました。 実はなかなか場所(浅草の場末)が分かりませんでした。 というか、古い事務所ビルか何かを改修した超地味な外観なので、近くまで行っても気がつかなかったのです。 エントランス廻りはモダンにしているのですが、色を塗り替えるならよりによってベージュにしなくてもね~。 (昔、アップル・コンピューターのコマーシャルでも「ベージュが好きな人なんていませんよね。」なんて言ってたでしょう。) ![]() さて、エントランスから中に入るとホテルにしてはかなり変わった風情。 中央に美術作品展示スペースがあるのですが・・・金網越し。 金網を使う展示は時々見かける手法で気持ちは分かるのですが、僕は作品が見にくいから良いとは思いません。(次の写真右手) ![]() それとは別に企画展示用のスペースもありましたが、あまりに狭く作品数が少ないでした。 個展をわざわざ観に行くと肩透かしだし、その画家が知り合いを呼ぶにしてもこれでは・・・。 ![]() 1階はホテルのフロントとコーヒーハウスもあります。 コーヒーハウスは宿泊客以外でも利用でき、美術作品に囲まれたスタイリッシュな雰囲気が楽しめます。(次の写真の金網の奥) ![]() が、コーヒーはお代わりもできないのに結構値段が高いでした。 それなのに名前を呼ばれたら自分で取りに行く、という昔の病院みたいなスタイル。 このホテル、他の階にも仕掛けはあるようでしたが、見せてもらう事はできませんでした。 客商売の割にサービス精神が足りないような。 総じて「ホテルと美術を結び付けて何かやってやろう」という雰囲気は出ていましたが、何となくちぐはぐな感じも見て取れました。 不足しているのは、相手の立場に立ったアメニティーなのかもしれませんね。 それと、スタッフがもう少し来客に対して美術的な働きかけ(簡単な見どころの説明など)をした方が良いのではないかと思いました。 KS |
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