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エキシビジョン・カッティングス
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銀座メゾンエルメスフォーラムでイギリス人キュレーターのマチュウ・コプランの展覧会「エキシビジョン・カッティングス」を見ました。
構成は2部に分かれていて、第一部は「挿し木・接ぎ木」をテーマにした家具風オブジェです。
木をカッティングして作ってるからエキシビション・カッティングス?
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おふざけでやってるのかと思いきや、おおまじめでやられているようです。
それにしても椅子のようなこれらのオブジェは、座ると壊れそう!
これぞまさしく「座ることを拒否する椅子」なのでは?
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それから中央にあるプランター。
こうやって緑が生えて、木になって繁って、それをカッティングして、オブジェになったということでしょうか。
分かりやすいですな。
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しかし私が言いたいのは、これなら天井高2400ぐらいの画廊でやればいいのでは?ということ。
ここのギャラリーでいつも思うのは、これだけ天井高があって、ダイナミックな空間なのに、この縦方向の広がりを意識しているアーティストが誰もいないということです。
残念ですねー、よそにはないせっかくの2層あるギャラリーを活用して、ここでしかできない展示を見てみたいものです。
だってこの人、キュレーターでしょ?!

それから第二部は映像作品です。
「アンチミュージアム:アンチドキュメンタリー」というタイトルで、芸術家による美術館や展覧会を文字通り「閉鎖」してみせたパフォーマンスを取り上げています。
だから「エキジビション・カッティングス」なのか。
エキシビジョン・カッティングス
構成はパート1から6まで。
パート1「閉鎖」:コロナ下で閉鎖される美術館や展覧会などなど。
パート2「反展覧会」:日本のハイ・レッド・センターが挑んだ展覧会初日に展覧会を閉鎖するという試みに始まり、展覧会を見に来た人を展示室に勝手に閉じ込めて4時間も出られなくしたカルネヴァーレの過激な試み、その他もろもろ。
パート3「反芸術」ジョン・ケージやフリントの主張する「芸術などもうやる必要はない」
パート4「反美術館」:美術館が単に芸術作品の保管箱であるのなら、新しい芸術家はそれを拒否したい。
パート5「反文化」:自由とは権力構造に対し宣言すること。芸術はアクション。それは絶え間ない闘い。権威的文化を崩壊させよ。
パート6「すべては芸術である」:芸術は特別ではない。誰にでもできる。皆が芸術家になれば芸術は消滅するだろう。
という、そもそもの「芸術」という概念に対する挑戦状?!なのでしょうかね。

芸術家として芸術を生業とする人たちにとっては、唾棄すべき権威がもろもろあって、それを打ち砕こうとする行為が芸術なのだという主張ですかね。
分からなくはありませんが、純粋に「これを描きたい!」「これを作りたい!」という衝動によって作られる芸術作品のほうが素直で理解しやすいことは確かです。

この人たち頭で考えすぎていませんか?!

SS

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[2021/07/20 07:45] | アート | page top
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