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雲と息つぎ
雲と息つぎ-
上野の東京藝術大学美術館の陳列館で青木淳という人の「雲と息つぎ」という展覧会を見ました。

最初どこでやってるのが分からず、校内をうろうろしました。
この写真の茶色のレンガタイルの陳列館が会場なのですが、その手前に仮設の白いキューブがくっついています。
このキューブの周りをぐるっと回って入口に入るのですが、これじゃわからんって。
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会場入口に至る路も仮設の通路なのですが、てっきりなんかの工事中かと思いました。
これも作者の作戦か
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そしていよいよ会場に入ると「あれっ??これだけ??」という感じです。
次の写真は1階なのですが、ちょうど目線の高さに端から端まで白い布製のテープが張られています。
中央奥に青いプラスチックケースが置かれていて「これはなんだろう??」と思ってみていると・・・。
どうやら、この上に乗っかってそこからも見てみてください、ということのようです。
なるほど、これに乗っかると、ちょうど目線の高さでうっとおしかった白いテープが頭一つ分下になり、むこうまで見渡すことができます。(って当たり前か??
手前左のベンチも、もしかしたら、ここに腰かけて見てみればまた違った視点で見渡せますよってことかしらん。
右手前の段ボールの中にはヴィデオが流れていましたが、特に「見て欲しい」というのではなく、なんとなく流しているような雰囲気。
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そして次の写真が2階です。
先程の白いテープが今度は天井付近に部屋の端から端まで張られています。
(だからどうってこともないんですがね。)
ところで、中央に白い箱があります。
この箱は何かというと・・・。
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次がその内側です。
これもまた仮設建築で、足場に使うパイプを組んで階段を作り出しています。
ここに登って今度はそこからこの白いテープを見よ、ということのようです。
どうやらタイトルの「雲」とはこの白いテープのことなのでしょう。
同じ雲でも、見る人の視点によって見え方が違ってくるということでしょうかね。
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会場になぜかちょこんと置かれた養生テープと建築資材のオブジェ
これっていわゆる「遊び心」の表現でしょうか
それとも、ニヤっとさせたいいたずら心でしょうか
でもねぇ、はっきり言って全体的につまんない
わかる人だけわかりゃいいじゃんっていう感じ。
なんだか大そうに「退任記念」と言ってる割には、その辺のお金のない若手がクリエイションギャラリーG8で個展やってる内容と変わらんね。
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SS

P.S. 鞄の中が毒のような臭いだったので何かと思ったら、もらったチラシ(最初の写真)が放つ悪臭でした。

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[2023/12/01 09:07] | 建築 2 | page top
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