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PLEASURE IN THE PATHLESS WOODS
JOSEPH LEE-
渋谷のディーゼル・アート・ギャラリーでジョセフ・リーという人の展覧会「PLEASURE IN THE PATHLESS WOODS」を見ました。

この人は、ロスアンゼルスを拠点に活躍する韓国系アメリカ人アーティスト兼俳優だそうです。
ポートレートを見ると、なかなかハンサムであります。
俳優業と制作活動、どちらも大切に打ち込んで仕事しているそうです。
ちなみに、上の絵はスピ―ド感があり、躍動する気持ちの高揚を感じます。

今回のタイトル「PLEASURE IN PATHLESS WOOD」、「道なき森の喜び」だそうです。
???なんのこっちゃ?
「道なき森には喜びがあり、人気のない海岸にはこの上ない幸せがある。」
【チャイルド・ハロルドの巡礼】カント4章からの引用のようですが・・・。

次の左側の絵はどうやらその「道なき森」のようですが、どう見ても、喜びがあるようには見えません。
飢えたオオカミ?犬?に囲まれて恐怖を感じている人物の影が描かれています。
不穏な雰囲気であります。
IMG_2471-.jpg
次は山火事でしょうか。
最近ロスアンゼルス近郊でも山火事が頻発しており、その迫力たるやすさまじいものがあります。
作者も経験したのでしょうか。
鬼気迫るものがあります。
IMG_2474-.jpg
次は花瓶の花です。
こういう花の表現方法もあるのですね。
これだけ見ると悪くないのですが、他の絵と性質が違うので、やや違和感があります。
JOSEPH LEE 3-
次の写真の右側は小さな風景画が並び、左側には大きな人物画が掛けられています。
このレイアウトに意味があるのかどうかわかりませんが、インパクトは断然人物画の方です。
一度ちゃんとした写実画を描いて、その上から油絵具を盛り上げて描いていくのだそうです。(まだ乾いていないとの事)
その人の姿形に頼らずに、人物に宿る感情を表現しているそうです。
人間が、人を見てどんな人かを想像するのは主に目を見て判断しているそうですが、こうなっていては、目も口もないので、どんな表情なのか皆目わかりません。
ましてや喜んでいるのか悲しんでいるのかなんてわからないわよねー。
むしろ、人の顔を新しいオブジェとして描いているところに面白みがあると思うんですけどね!
IMG_2475-.jpg
次なんかも、その一つです。
黄色と青、補色の組み合わせが心地よいリズムを生み出しています。
JOSEPH LEE 2-
作者は独学で絵を描き始めたそうですが、なかなかのテクニシャンだと思いました。
色のセンスもいいです。
これからも注目していきたいアーティストの一人です。

SS

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[2023/11/09 08:11] | アート 3 | page top
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