
今回はジョナサン・デイトン&ヴァレリー・ファリス監督の2006年のアメリカ映画「リトル・ミス・サンシャイン」。
この手の映画は家族の好物なので、DVDで時々見ています。
各自問題だらけのフーヴァー一家は、9歳の末娘オリーブが美少女コンテストに出場することになり、オンボロワーゲンバスで会場まで乗り込んでいくことになります。
ポスターでなんでみんな走っているのかというと、みんなで押さないとエンジンがかからないので、エンジンがかかった後はそれぞれ車と競争しながら乗り込むしかない、という事情があるからです。
オリーブはこれといった魅力のない平凡な容姿の女の子ですが、「美少女コンテストに出たい!」という夢があり、たまたま予選を通過したので、有頂天です。
バラバラの家族ですが、オリーブの夢を叶えてやろうとみんなで一致協力して乗り込んでいきます。

前列、お父さんとお母さん。
お父さんは仕事がうまくいかなくなり、収入が危ぶまれています。
次列、オリーブと伯父さん。
伯父さんは文学者ですが、ゲイで男に振られてしまったところです。
それが原因で自殺未遂を起こし、フーバー家に引き取られています。
最終列、おじいさんと長男。
長男はパイロットを夢見ていて、それが叶うまで誰とも口をきかないという妙な誓いを立てています。
おじいさんはというと、この家族の中で最も傑出した困り者です。
ヘロインの常用者で、この旅の途中とびきりのトラブルを引き起こします。

道中もトラブルだらけなのですが、このシーンもその一つです。
バスの中で暇つぶしに伯父さんが出したクイズのせいで、長男はショッキングな事実を知ります。
あまりの落胆でバスを飛び出し、もう帰ると駄々をこねます。
オリーブがとりなしてなんとか旅を続けますが・・・・。

やっとの事で会場へ駆けつけますが、とうとうバスのドアが壊れて、このありさまです。
さてさて、コンテスト本番でのオリーブはどうだったでしょう?
続きはどうぞ映画をご覧ください。

全員とても情けない状況なのですが、見終わるとホンワカした気持ちになります。
破れかぶれな時に見て、元気出してください。
SS