![]() アレックス・ステイプルトン監督の2011年制作の映画「コーマン帝国(原題CORMAN'S WORLD: EXPLOITS OF A HOLLYWOOD REBEL)」を紹介します。 「B級映画の帝王」などとも言われた映画監督・プロデューサーのロジャー・コーマン君の人生を描いたドキュメンタリー映画です。 以前ブログで「私はいかにハリウッドで100本の映画をつくり、しかも10セントも損をしなかったか」という自伝本を紹介しました。(コーマン君と本に関してはこちら) とても面白い本だったのですが、映画の話なので映像でも見られたらいいなと思っていたら、好都合にもこのような映画がありました。 ![]() アレックス・ステイプルトン君は主にドキュメンタリー映画を撮っているアメリカ人監督です。 この長編ドキュメンタリー映画は彼女の監督デビュー作で、なんとカンヌ国際映画祭でプレミア上映、サンダンス映画祭参加作品でもあります。 結果オーライですが、駆け出しの女性監督が(その道では有名だけどかなり風変りな)映画監督の映画を作るのは大変じゃなかったかと思います。 コーマン君意外の登場人物も癖のある人達ばかりですしね。 ![]() さてこの映画ですが、コーマン映画の有名(?)なシーンや制作風景も見られますし、関係者の生の声もなかなか面白く貴重です。 コーマン君のファン(?)だけでなく、彼を知らなくて彼の映画も見た事がない人にこそ見ていただきたいです。 内容にビックリされるのではないかと思います。 なにせ生真面目そうなインテリ(コーマン君の事)が・・・考え方は超合理的、作っているものはめちゃくちゃの三流(稀に傑作)、彼にかかわった人達は無名だったけれど後に超一流、そして最後には本人がアカデミー賞をもらっちゃった・・・ってどう判断すりゃいいか分からないと思います。 努力家の映画人の苦労話とは全く違いますからね。 そして本と映画、両方合わせるとお楽しみは100倍という感じです。 KS |
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