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THE FRANKENSTEIN PAPERS
FRANKENSTEIN PAPERS-
渋谷のディーゼル・アート・ギャラリーで岸裕真という人の「THE FRANKENSTEIN PAPERS」という展覧会を見ました。
「AIを中心としたテクノロジーを駆使して製作するアーティスト」ということなので、どんなものかと思って行ったのですが・・・。

次の写真の右手の絵画は、ダ・ヴィンチの「最後の晩餐」を下敷きに人間の内臓のCTスキャン(?)をモチーフとして置き換えたものだそうです。
このぐらい離れると、全体の構図から「あ、最後の晩餐だ!」とわかるのですが、近距離で見ると何が何だかわからない気持ち悪い内臓で構成されております。
ただ、絵の中の明るい部分と暗い部分が原画とは逆転されていて、背景がやけに明るいので、「最後の晩餐」とすぐにはわからないのです。
こんな風に、昔の人の有名な作品をこねくり回して加工していくのは、私としてはあまり好きではありません。
「本歌取り」のようなものかもしれませんが、加工しすぎて、アートの原点である「これを作りたい!描きたい!」がどこかへ行ってしまった感じがするのです。

左側のオブジェは、これはまた別の作品で、「フランケンシュタイン」をテーマにしたものなのだそうです。
フランケンシュタインが作られたときに使われた手術台と、そこにくくりつけておくための拘束帯(?)、その上に長くて大きなギリシャ様式のような柱(写真ではわかりにくいですが)が吊り下げられています。
柱が落っこちてきて、フランケンシュタインはペッちゃんこになりそうですが、そういう意図なのでしょうか???
それとAIはどういう関係?
そもそも「Frankenstein Papers」というテーマに合ったものはこれ一つか??
IMG_1814-.jpg
こちらは人体のレントゲン写真なのですが、手の指の骨が枝分かれしていて延びていたり、実際にはありえない映像になっています。
超能力者のエドガー・ケイシーが最初レントゲン技師をしていたころ、撮る写真がこんなふうにあり得ない映像ばかり写って、技師をクビになったそうですが、そんなことを思い出してしまいました。
IMG_1811-.jpg
こちらは女性の口元のアップ映像をAIに処理させて、ぐにょぐにょ気持ち悪く変化させていくものです。
上下の唇が通常のバランスとは異なる大きさになったり、鼻の孔が3つになったり、常に変化していきます。
IMG_1812-.jpg
と、ここまで書いて気が付いたのですが、そうか!この内臓の最後の晩餐も、ありえないレントゲン写真も、ぐにゃぐにゃ唇の映像も、じつは人工的に作られた「フランケンシュタイン」の一種であると言いたいのか!?

SS

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[2023/04/28 08:05] | アート 3 | page top
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