銀座メゾンエルメスフォーラムで、フランシス真悟、スザンナ・フリッチャー、ブルーノ・ボテラ、宮永愛子の「インターフェアレンス」展を見ました。
インターフェアレンスとは、「干渉、妨害」という意味だそうです。 それでこれは何かというと・・・。 スザンナ・フリッチャーの「パルス」です。 写真ではわかりにくですが、細い細い半透明の糸が天井からグリッド状に張り巡らされています。 縦糸と横糸があり、「縦糸にはふれてもいいけど横糸には触れないでください」ということで、見る人は荷物を棚に置いて、ゆっくりゆっくり作品の中に入っていきます。 その糸は小さなモーターによって振動しており、それがあたかも雨のように感じられます。 ![]() 次の写真ではどうでしょうね? 上のものより少しは「雨」が見えるでしょうか。 それでこの円盤は何でしょう? 会場には小さな音で何かの音響が聞こえてくるのですが、この円盤はもしかしてそれを共鳴させる装置か? 半透明の糸があまりにはかなくて見えにくいため、この円盤があると空間に存在感が出ていることは確かですが。 ![]() 次はフランシス真悟の作品。 この〇がどうしてインターフェアレンスなのかというと、この作品が光干渉顔料を使って描かれているから?? 光の干渉によってさまざまな色の化学反応を起こし、虹色に鈍く光ったり、ほとんど白になったり、〇の見え方が変わってきます。 作品の廻りをぐるぐる回って、いろいろな角度から見てみると不思議な気分になってきます。 ![]() 次もフランシス真悟です。 これもまた分かりにくい写真ですが、要するに、ぴかぴか光る金属の板の上にコンタクトレンズが置いてあり、それに光が当たって壁にその影が反射されている、そういう作品です。 壁にうすーく影が映っているのが見えるでしょうか? 小さな小さな水たまりの反射のようで、わりと良い感じでした。 ![]() 次ねぇ。これが一番???でした。 ブルーノ・ボテラの作品です。 「メゾンエルメスの建物を身体のメタファーとし、ギャラリーの隠れた場所の触角を用いることで、私たちの意識下に潜む知覚を触発するものとして構想された」そうですが、そんな風には感じられませんでした。 物置にゴミが置いてあるのか?と思ってしまいました。 こういうアート、私は感心しませんね。 ![]() SS |
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