![]() DESIGN FESTA GALLERYに行ってきました。 原宿の裏道をちょこっと入った所にあるのですが、駅からはそれ程遠くありません。 何年か前に一度行った事があるので再訪です。 ここは何をする場所かというと、一種のアート・ギャラリー複合施設(?)です。 前回行った時は、最初の写真の建物(前と色が違ってたぞ)だけかと思って、入口廻りをちょこっと覘いただけでした。 ・・・が、実は裏の反対側の道までいくつか建物が連なり、それらも同じ施設の続きだったのですね。 思っていたより何倍も大きなギャラリーでした。 なのに次の写真のように、入口は入ってはいけない秘密の扉みたいに小さいんですよ。 ![]() ここには何と大小76の展示スペースがあるそうで、芸術家や趣味人や学生など様々な人達が様々な自己表現を行なっていました。 それだけではなくかなり広いお好み焼き屋やカフェなどもあり、奥がそんな事になっているとは思ってもみませんでした。 サブカルチャー的魔境、あるいは文化祭的やりたい放題。 ![]() 展示は基本的に貸しギャラリーなので玉石混交なのかもしれませんが、銀座の気取ったギャラリーを巡っているよりアグレッシブで面白いかも、でした。 アカデミックな権威主義的臭さも全く無いし。 そして展示だけではなく、通路の塀から建物の外壁まで所狭しと絵が描いてあり、ムードを盛り上げています。 けれども「アートで世界に発信する」みたいな純粋培養的力みや、「こういう空間に造り込む」みたいな作為的デザイン意図は感じられません。 言わば無計画なカオスを存分楽しめる空間なのです。 写真のような路地的狭間を歩くのもワクワク感がありました。 ![]() 建物は古いアパートなどの再利用なのですが適当に改修してあり、室内にも全面に描画等を施しているので、良い意味で「建築家なしの建築」になっています。 全体像を統合的に計画したではなく、周囲との整合性のみでスプロール的に増殖してきた感じがするので、正しく日本の伝統的な街づくり(?)と言えるのではないでしょうか。 ![]() とにかく、皆さん一度は行くべき東京の隠れた名所と言えるでしょう。 「変な日本」好きの外国人観光客にも受けそうです。 僕は気に入りました。 KS |