![]() ギンザ・グラフィック・ギャラリーで「動物会議 緊急大集合!」を見ました。 「ケストナーによって絵本『動物会議』が書かれ、出版されたのが1949年のこと。 子どもたちのために、戦争のない世界をつくろう! と、怒りと正義によって、世界中の動物たちが立ち上がる物語です。 それから70年以上経つ2023年現在も続く、ロシアによるウクライナ侵攻、止まらない地球温暖化など、戦争や環境破壊を繰り返す愚かな人間に対する動物たちからの痛烈な社会批評です。 人間たちに翻弄され、迷惑を被ってきた動物たちの方がはるかに良識や実行力があるということを、ケストナーは伝えようとしました。 同書にインスピレーションを受けて企画された本展『動物会議 緊急大集合!』。」 という事なのだそうです。 ![]() 展覧会のタイトルからしてそういう事だろう、というのは想像していました。 (発想が60~70年代っぽいですけどね。) 会場は30人を超えるデザイナーの動物イラストで溢れていました。 若干パネルの配置が迷路っぽくなっていましたが、それがもっと徹底されていればもっともっとワクワクしたかも。 ![]() 見ていて思ったのですが、これらのイラストは今の大問題の為に作成された訳ではないのです。 なので、そういう意味ではどれも動物の絵ではありますが全体的な方向性は感じられず、寄せ集め感がありました。 展覧会のタイトルとの違和感を感じる人もいるかも。 僕は、子供の頃動物が大好き(飼うのはアレルギーでダメ)だったので、意図とは関係なしでも楽しめました。 さて、動物の絵というと、ミロコマチコ選手、三沢厚彦選手が好きですが、デザイナーじゃないからか今回彼らの作品はありませんでした。 その代わり、(もうひとり好きな)永井一正選手の動物が展示の中で抜きん出ていましたよ。(次の写真中央) ![]() KS |
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