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針の穴から天を覗く
松岡柚歩個展「針の穴から天を覗く」
銀座蔦屋書店のアートスペースFOAM CONTEMPORARYで松岡柚歩個展「針の穴から天を覗く」を見ました。

「針の穴から天を覗く」とは、自分の狭い見識をもとに、大きな事柄について勝手な推測をすることを表すことわざなのだそうです。
「自分の狭い見識」というのは謙遜でしょうが、無意識の中から予期せぬ効果を引き出す、というようなことを目指しているのでしょうか。

次の作品は幾つかシリーズになっていますが、規則的に描かれた格子模様の上に、不規則なべた塗りの絵具が配置されています。
規則的な物の上に、自分の思うようにベターっと色を塗る行為。
そこには決められたものを壊す秘かな快感があるように思います。
だから、なんとなく見ていて気持ちがいいのです。
もちろん、鮮やかな色彩、透けて下地が見えるその加減、それらも計算されているのでしょう。
全体でひとつの世界を作っています。
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次は全くタイプが違うように見えますが、規則的に編まれたテキスタイル(?)の上に絵具を重ねていくという手法は同じです。
ただ、色数を絞っているため、見た目の印象が上記の物とは全然違います。
上に塗り重ねることで下地が見え隠れするのですが、そのかすれ加減や、新たに加えた上塗りの効果を面白がっているようです。
IMG_1354-.jpg
最後は小さい作品群なので、写真でははっきり分からないのですが、規則的なものの上に違うものを重ねるという点では共通するものがあるようです。
大きな作品を作る前に試みた習作のようにも見えます。
IMG_1355-.jpg
SS

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[2023/02/25 09:44] | アート 3 | page top
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