
浅草の雷門通りから観音院通りを北に入り、新仲見世を過ぎて暫く行くと伝法院通りにぶつかります。
ちょっとこじゃれた雰囲気になりつつある商店街なのですが、所々に変な人がいます。
(時々通る道なのですが、遅ればせながら全容に気がつきました。)
以前、屋根の上のねずみ小僧(?)を見て、へ~と思いました。
店の客引きの仕掛けにしては情緒があるなと。

それだけなら何て事ないんですが、ふと見まわすとそれ以外にも江戸っ子町人が何人もいるじゃないですか。
例えばこの人、何してんでしょうね。

洋風の店に不釣合いで座っているのも・・・これまた味わい深い。
庇から興味深そうに見下ろしています。

昼にラーメンを食べた店から出て見上げると、そこにもちゃんといました。
(因みにこの店、美味しいですよ。)

何と道路には無理矢理可動式のもいましたよ。

(多分)実物大なのが良いですし、通りのあちこちで発見できるのが素晴らしい。
(多分)既製品の人形を買ってきたのではなく、その場に合ったポーズをしているのもポイントが高いです。
僕が知らなかっただけで、これは手の込んだ企画なんでしょうか?
どうってことのない事のようですが、数が揃ってくると結構面白いのです。
タイム・スリップしてきた江戸の町人達が、高い所から我々を興味深そうに観察しているみたいですよ。
何か言いたそうですしね。
こうなったら浅草中に増やしてくれい。
これは詩情豊かで楽しいアイデアだと思うので、凄い事になると思いますよ。
KS