
建築の外装に絵を描いたりする事をスーパー・グラフィックなどと呼びます。
スケールは小さいんですが、近所でもやっていました。
昔ミニ開発した界隈の建物の外壁です。
日陰になっていますが、大木などが描かれてあるのが分かりますか。
1階は喫茶店でしたが、何故か一度も入った事がありませんでした。
(自宅近くの喫茶店って・・・。)
この建物、以前にも外壁に絵を描いていたんですが、今回描き直しのようです。
絵を描いている女性と話をすると、建物の持主の奥さんのようでした。
建築規模は小さいけれど絵としては大きいので、こういった仕事のプロ(看板屋)じゃない人が描くのは結構大変。
見ている分には面白いですけどね。
という事で、作業を見学している通行人(写真右のような人)もちらほらいました。
(写っている二人がとても不自然なポーズですが・・・ありのままの写真です。)

スーパー・グラフィックは失敗例も多いですが、ここの建物の場合は何もしないよりは絵を描いて良かったんじゃないでしょうか。
ちょっとだまし絵のようで面白い部分もありますしね。
できればそれを建物全体に展開して、絵と建築要素との関連性をもっともたせればより面白かったのに、と思いました。
例えば、木の枝が出窓を支えているとか、庇の上を鼠が走っているとか、ね。
絵自体は癖のない自然な雰囲気なので残念。

その後喫茶店は閉店してスパゲッティー屋になっていましたよ。
その準備だったんでしょうか。
KS