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MONDO
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京橋にある国立映画アーカイブで「MONDO 映画ポスターアートの最前線」という展覧会を見ました。

映画の宣伝もインターネットが主流になりつつありますが、実物のポスターに拘ってその復権を試みる動きもあるようなのです。
アメリカの(政治的に何かと問題のある)テキサス州に(文化的に何かと注目すべき)オースチンがあります。
そこにMONDOというアート集団がおり、アーティスティックな映画ポスターを作成していて人気があるそうです。

アメリカって世界の最先端もあるけれど、必ずこういった(古い手法を大事にする)対極的な人達もいて、文化的にうまくバランスしている感じがあるんですよね。
トランプが大統領になってからアメリカのクソな面がバレバレになりましたが、隠れた良い部分にも着目しましょう。
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最初はそんな展覧会だとは知らず、どれも全く見た事もないポスターなので、「知ってる映画がひとつもない!」と思ったのです。
実は、旧作も新作もMONDO「オリジナル・デザイン」のポスターで、伝統的なシルク・スクリーンで制作しているようです。
という事で、映画会社がロードショーの時に作ったみんなの知っている宣伝用ポスターとは全く別物なのです。

展示会場の入口に戻ると、小さくそのような説明書きがありましたが・・・
そういう面白い展覧会なら、そうとはっきりと分かりやすくして欲しいですよね。
「国立」ってこれだから困ります。
もう一度最初から見直してしまいましたよ。

ポスターのタイトルを見ると、よく知った映画が多いでした。
作画アーティストの個性が尊重されているので、元々のポスターとイメージが全く違っています。
だけど、そうと分かれば十分楽しめました。

「メトロポリス」はこんな。
背景がティム・バートンみたい。
なんかおかしいけれど、これもイイかも。
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「未来世紀ブラジル」はこんな。
ムードがちょいと違いすぎるかな。
こんな映画かと思って見たら腰抜かすかも。
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「ホーム・アローン」はこんな。
話を図解しているようで凄い。
でも知らなければ何が何やら???
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ところで、国立映画アーカイブでは「日本映画の歴史」という常設展も一緒に見る事ができます。
僕が気に入ったのはこの操り人形。
何見てるんだろう?
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KS

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[2022/02/22 13:06] | 映画 | page top
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