![]() イギリスのバンドPENGUIN CAFEの2017年のアルバム「THE IMPERFECT SEA」を紹介します。 ペンギン・カフェは、懐かしのペンギン・カフェ・オーケストラの中心人物だった故サイモン・ジェフス君の息子アーサー・ジェフス君が作ったバンドです。 (ややこしいですね。) 一応親父のペンギン・カフェ・オーケストラを継承したという事だそうですが、面子も違うので全くの別物と言えるでしょう。 (これもややこしいですね。) バンドにはクラシックの専門家からスウェードやゴリラズなどのメンバーまでいるようで、こっちも凄そう。 全く違う名前にすべきだったという意見もありますが、このバンドに限ってはこれで良かったような気がします。 根拠は何もないんですけど、僕がペンギン好きなのです。 ![]() 実は、ペンギン・カフェは2回ライブで見た事があります。(ココとココをクリック) 客観的にライブがとても良かったと思う事って案外少ないのですが、フル・バンドでのライブの方はステージングを含め素晴らしかったです。 (それまでで「本当に良かった」と思えたのは80年代のジョー・ジャクソンぐらいか。) さて、このアルバム、ジャケットも渋くて秀逸です。 但し、この人達のイメージしている「ペンギン」ってペンギンとは言えないですけどね。 サウンドは、親父のものよりもミニマル性と民族音楽性が後退して聴きやすくなっていますが、コマーシャルな感じは少ないです。 単調な環境音楽ではなく盛り上がりもあるので、あまり眠くならないでしょう。 とても良いアルバムです。 ところで、親父のペンギン・カフェ・オーケストラの方は80年代に一世を風靡したので説明は不要でしょう。 だけど、案外アルバム単位でちゃんと聴いていた人は少ないかも。 数曲聴くと、癖のある繰り返しが耳に付いて飽きちゃうんです。 今聴くなら、初期のヒット・アルバムよりも1987年の「SIGNS OF LIFE」がお勧め。 一本調子にならずメリハリがあって楽しめます。 ジャケットはどのアルバムもヘンテコで素晴らしいです。 ![]() KS |
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