![]() 以前、再放送「ウルトラQ」の記事をアップしましたが、第19話「2020年の挑戦」は見ましたか。 2020年という興味深い年代設定ですが、2020年の日本は出てきません。 みんな大好き(?)ケムール人が、2020年のケムール星から1960年代の地球にやってきた、というお話です。 という事で反則的なタイトルですが、この回は見逃せません??? ![]() 子供の頃ウルトラQでケムール人を見た人は、ケムール人の事を忘れていないでしょう。 不気味なお顔・・・ 「フォ、フォ、フォ」というお声・・・ 特徴のある走り方や手振り・・・ 一種トラウマになっているのかもしれません。 ![]() また、ケムール人は頭の先のジョウロみたいな部分から消去エネルギー源というゼリーのようなものを出して、人間を消滅させてケムール星に転送させます。 話の最後(事件が解決した後)に、警部が水たまりを踏んでみたらそれが消去エネルギー源の残りで、警部自身が消滅して終わる、という当時の(無邪気?な)子供にとって笑えない落ちがついていました。 このラスト・シーンは後味が悪かったので、僕もず~っと覚えていました。 ただ自分の記憶では、消滅させられたのが遊園地の(話の筋に関係のない)警備員だと思っていたので、ちょっと印象が違いました。 小さい時の記憶って当てになりませんね。 ![]() 余談ですが、今回見て初めて気が付いたのですが、後の「ウルトラマン」の科学特捜隊キャップ役のおじさんがゲスト出演していましたよ。 この回での真面目な演技が認められたんでしょうか。 「ウルトラQ」は、当時を知っている人にとって特別な番組だと思います。 今見ると、話はギクシャクしているし特撮はガッカリだし「ツッコミどころ満載」という事でしょう。 けれども、アメリカの番組「トワイライト・ゾーン」などに触発されて、テレビの新しいジャンルに挑戦したのは価値のある事でした。 よく見ると映像などにもあれこれ挑戦があり、役者を含めて制作者の熱意を感じます。 子供番組だから、という安易なスタンスで作っていなかったのがよく分かります。 斜陽になりつつあるテレビの番組制作者こそもう一度見てみるべきでしょう。 KS |
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