![]() 銀座の画廊ガーディアン・ガーデンで田渕正敏展「Choice」を見ました。 銀座の画廊を巡るのは久しぶりです。 この人の作品は、全て独特の青で描かれています。 日用品の中で、なぜか「あ!」と心に引っ掛かったものを抽出して描いているようです。 この段ボールに描かれたものだけ、青にプラス黒で輪郭がとられています。 段ボールの色が意外に濃いので、青だけでははっきりしなかったためでしょう。 しかし、そうなってみると、このシリーズのみちょっと異質です。 子供の工作のようで、稚拙な感じですね。 ところが、ギャラリー全体の空間から見ると、意外にポイントになっていてうまい構成です。 もしこれが全体的に青い絵のシリーズだけが並んでいたら、単調でおもしろくなかったでしょう。 ![]() 選ばれたモチーフがなぜ心に引っ掛かったのか、そこは謎ですが、その理由を類推しながらニヤニヤするのも一興では? 私としては、洗濯物干しやビニール袋はなんとなくわかるのですが、オーバーオールはなんででしょうね。 ![]() これはおそらくティラノサウルスでしょう。 息子が小さいころ、うちにも全く同じおもちゃがあったように思います。 子供がケガをしないようにと脚の爪も丸く、歯も丸くなっております。 それがティラノサウルスとしては、いかにも迫力を欠いてぬるい感じになっています。 作者はそこに心が引っ掛かったのでしょうか? ![]() SS |
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