![]() ヨコハマトリエンナーレ、プロット48会場の続きです。 こちらは一見すると星座のようですが、違います。 グリッドの描いてある黒い壁に、白い粉の入った袋をぶつけてその跡を残すという作品です。 落ちた袋が下に積み重なって、白玉砂利のように見えたのですが、そうではありませんでした。 ぱっと見には割と綺麗な作品です。 ![]() こちらは巨大タマゴ?! タマゴの表面の黒い点は、実はうすべったい植木鉢のようなもので、一応植物がちゃんと植わっています。 うしろにちょろんとしっぽのようなものが付いてかわいい印象です。 なのですが、こういうものはやはり中が覗けるか中に入れるものであってほしいですね。 ![]() 次はラヒマ・ガンボさんの作品。 「生きるためのレッスン」と題した映像作品です。 臨場感を出すためでしょうか、植物が生い茂った雰囲気の中で映像が流されていきます。 ナイジェリアの都市でボコ・ハラムに襲われてきた少女たちが、状況が落ち着いてから徐々に学校に戻ってきて、ともに学び共に生きる姿を描いています。 少女たちのブルカが赤いチェックの布でかわいいですね。 でも、恐怖と危険な思い出はなかなか消えず、互いに生活しながら傷を癒していく毎日のようです。 ![]() こちらは一番最初の写真と同じ作者です。 ブルーの布ベッドカバーの下に散らばるのは、白いヒトデ、それにもつれ合う男性(最初はヒトデとカニかと思いました。) ネコ(最初の写真)はかわいいのですが、ゲイの世界にはわたしはもうひとつ疎いので、???です。 好きな人が見たら、うんうんこれはいけると思うでしょうか。 ![]() 最後のこれ。 「もうじきパフォーマンスが始まりますからいかがですか?」の呼び声に誘われて、待つこと10数分。 やっと始まったと思ったら・・・。 なんとこれは、グランドピアノの中にパックの水を入れて置いてあるのです。 ピアノの弦の上に直接水の重しを載せている訳なので、当然「ガビン!」という変な音になります。 このパック入りの水の中には、音に反応して発光するプランクトンが入っているそうで、ピアノが自動演奏を始めると、それに反応して、光ります。 真っ暗な中、ビーンとかベンッとか、音が流れると、パックの水が光るのです。 でもねぇ!ベンッ、ぼわー、ビーン、ぼわーとほんのかすかに光るプランクトンを15分も見せられてはたまりません。 自動演奏といっても、音楽ではなく単に音なので、こんなものなら5分で十分。 真っ暗な中でいつなるか分からない音を待って、じーと見ていると、なんだか気分悪くなってきましたよ。 ![]() 続く。 SS |
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