![]() ヨコハマトリエンナーレ、横浜美術館会場の続きです。 まだまだありますよ。 美術館を出たら、係員の人から「旧レストランでの展示も見てちょいちょい!」と言われました。 期待しないで行ってみたら、ほとんど真っ暗な所で動画作品をやっていました。 「また暗い部屋で映画か」と思いましたが、横浜美術館はこれが最後の展示なので気を取り直して座って見る事にしました。 作者はジャン・シュウ・ジャン君です。 上の写真のような動物が池にいるワニの背中でせわしく踊る、というものです。 ![]() どういう発想だか、カニの背中でもせわしく踊ります。 というか、赤いカニって茹でた後の色じゃないのかな。 ![]() 池の周りのジャングルでも動物が民族楽器の激しい演奏をしています。 そんな映像が延々と続くんですが、これはヤミツキになりました。 今回のトリエンナーレの最高傑作でしょう。 ずうっと見ていても日が暮れるので、展示室に奥があるようなんで行ってみると・・・ そこは薄暗い厨房でした。 (旧レストランというぐらいですから旧厨房もありますよね! 行っても行かなくても良いような入口ですが、是非入ってみてください。) 何とそこには撮影で使われたセットと動物がいるではないですか。 この池みたいな所でせわしく踊ってたんですね。(池の水も作り物です。) 動画はストップモーション・アニメーションだったようです。 あんな激しい動きを作るのは大変だ! それこそ日が何度も何度も暮れるぞ! ![]() という事で、こんな展示を期待していなかったのでかなりの感動モノでした。 動物も踊り疲れたのか、ゆったり休んでいましたよ。 説明によると紙でできているようです。 ![]() 作者も予想していなかったかもしれませんが、変な動物と熱帯植物と厨房との相乗効果は相当なものでした。 つまり本当の厨房での展示は(なぜか分かりませんが)「最高だった」という事です。 ![]() 旧レストランは美術館と同じ建物ですが入口が別なので、忘れず行ってみてください。 僕はココが見られただけで十分満足でした。 続く。 KS |
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