![]() 恵比寿の東京都写真美術館で「森山大道の東京ongoing」という写真展を見ました。 「ongoing」なんて単語、簡単な割に知りませんでしたが、「進行中」という意味だそうです。 高齢のカメラマンらしいので、「まだやってるよん」っていう主張でしょうか。 (昔プロの写真家になろうかと本気で考えた事もあるらしい)妻も森山君の事は知りませんでした。 が、上のポスターが今時珍しく張り切った感じだったので、見てみようかと・・・。 一応な! 入口付近のコーナーはコンセプチャル・アートっぽくなってました。 左側の壁には白黒とカラーの唇の同じ写真が並んでいました。 一見面白そうだけれど、よく見ると・・・ ![]() これ、男じゃねーか。 という事で興味が一気に薄れました。 ![]() 写真自体は全般的にこんな感じでガツガツしています。 60年代から活動しているらしいのでガッツがありますが、古めかしさも感じます。 これ、牛かと思ったら犬。 ![]() メインの展示室には、東京の陰の顔とも言うべき新宿などの裏通りの生態が並んでいました。 (どんなものか見せたいところですが会場は撮影禁止) 被写体は人物が多いのですが、変わった建物を撮った写真もあってそのセンスには共感を覚えました。 どの写真も70年代ぐらいのものかと思えば、最近のものなのでビックリ。 ongoingなんですね。 確かにスマートフォンも写っているんですが、若者なんかが昔っぽい感じなのはなぜなのか? 次の作品は暗幕で囲われた内側にあったのでつい見てみたのですが、これだけの事でした。 バックライトで光らせていましたが、普通の写真でも良かったような。 ![]() ところで、ず~っと日本の写真家(全てじゃないんでしょうけど)の芸術写真って面白くないなと感じています。 白黒だと陰気だし、カラーだと生っぽいし、写し方もなんかグロいし(毛穴まで写っていそうな肌とかね)・・・。 要するに、家に飾りたくないブツなんです。 子供の頃、写真家からもらったSLの白黒写真パネルを勉強部屋に貼っていましたが、嫌になって捨ててしまったのを覚えています。 じゃあ、なぜこの展覧会に行ったのか、と言えばバウハウスの映画を見る為の時間潰しだったのです。 (と言ってもすぐに見終わる内容なので、行かれる方は何かと抱き合わせで・・・) ホールに出てみると、吹抜で次の展覧会の出し物(?)の準備をノソノソやっていました。 それもそれでどうなんだ? ![]() KS |
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