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美女の骨格
美女の骨格
宮永美知代の「美女の骨格」を読みました。
著者は東京藝大に通っていた時の先輩で、今も藝大で先生をやっています。

さて、この書名「美女の骨格」、これだけだと何の話かよく分かりませんよね。
それでサブタイトル「名画に隠された秘密」があるんでしょうか。
これとヴィーナスの誕生の絵で「美容整形なんかじゃなくて美術関係の本なんだ!」となりますが、それだけではありませんでした。

語りかけるような文章で、多岐に渡る分かりやすい事例を引きながら解説しているので、一般書としてとても読みやすいでした。
著者は、ルネサンスに起源をもつ美術解剖学の専門家なので、絵画の中の人物を骨格など解剖学的見地から構築的に検証します。
「美術解剖学ってなんやねん?」って思う人もこの本を読むとよく分かります。
そしてこの本では、美術解剖学の概論(超入門?)と共に、骨格の中でも主に頭骨に注目して女性の美に関して綴られています。
結局のところ女は顔だ、というのもありますからね。

そして美術作品だけではなく(実際に生きている)女性についても語られているので、広く参考になるのではないでしょうか。
特に生身の女の顔については、この本を読めば今までと違った視点で見る事ができるでしょう。
デートの時なんかに分析的にじっと顔を観察していると、相手は嫌がるでしょうけどね。
女性に関して結論を言えば、「美女は時代が作るもの」だそうですよ。
どういう事かは本書を読んでみてください。

ところで、出版は青春出版社なのですが、条件反射で「でる単」や「でる熟」を思い出しました。
「でる単」の最初の単語は当時はINTELLECTだったような?
それはそれで懐かしいでした。

KS

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[2020/08/10 08:11] | | page top
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