![]() 東京国立近代美術館で見たピーター・ドイグ展の続きです。 ドイグ君の作品は一見古臭い風景画のようにも見えますが、前回書いた通り少し変です。 特に変なのは絵に描かれた人や動物、そして構図も。 僕の好きなジャン=ミシェル・バスキアやジョン・ルーリーにも通じる「ストリート」の危険な匂いがするのです。 ドイグ君の場合はアカデミックな美術教育を受けているので、その匂いは強烈では無いのですが。 (マスクをして見てても分からないだろうな。) ![]() これなんか、前の男も変ですが、右後ろでは蛇と格闘していますよ。 ![]() 次のはどこかで見た建物だと思ったらコルビュジエでした。 ![]() 展示の最後の方に、通路の両側に適当に小さめの絵が沢山掛かっていました。 ドイグ君が自分のスタジオで無料の映画会をしていた頃のお知らせポスターだそうです。 ![]() 既製の映画の上映会ですが、デヴィッド・リンチやジム・ジャームッシュなんかも好きみたいですね。 次の絵(ポスター)は、ガス・ヴァン・サントの「エレファント」でしょうか? どれもむちゃくちゃな絵なんで何の映画か分かりにくいのですが。 ![]() ところで、「PETER DOIG」という綴りを見ていて思ったのですが、「PETER DOG」にしたらいいのに・・・。 ピーター・ドッグの方がバカっぽいし、覚えやすいし、印象に残るぞ。 ![]() ドイグ君の絵は若干変わり者好みかもしれませんが、見る価値は十分にある展覧会です。 次の隈研吾展を延期(オリンピックと一緒に無くなったりしてね)してこの展覧会が会期延長になったので、是非行ってみてちょい。 KS |
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