ガイア・アソシエイツで設計したP邸外構の設計の紹介の続きです。
今回も工事現場を見ていきます。 駐車スペースと同時に、使いにくかった玄関ポーチも作り直しました。 この部分は下地がコンクリートなので、既存タイルを剥がして新しい形状に合わせてコンクリートも成形し直します。 下地部分からちゃんとやり直さないと、後からひびが入ったり問題が起こりやすいです。 (下地をコンクリート・ブロックなどで適当に作っているケースを巷でよく見かけますが、注意です。) ![]() 折角なので、建築主のご希望の手摺も新設しました。 手摺は思ったよりも力がかかります。 床から自立するタイプのものは、根元をしっかりとコンクリートで固めて設置すると良いでしょう。 ![]() 玄関ポーチは、どの方向からも楽に上下できるようにステップを付けました。 タイルを楽しげで躍動感のある市松模様にしたのは良かったのですが、割付には苦労しました。 特に写真のようなイレギュラーな割付部分(土地で言うなら隅切り部分)は、ああでもないこうでもない、と設計、現場監督、職人で数日悩みました。 タイルは一度貼ったら直しにくいので、しっかりと悩みましょう。 (できちゃうとどうってことない感じになるんですけどね。) 事前にタイル割付図を描く場合も多いです。 ![]() 工事中に道路で寝てサボっている人が・・・。 何をしているのかと思い、つい撮影してしまいました。 実は低い既存の塀の塗装をしているところです。 改修の場合、植物が邪魔でこうしないと塗れないんですね。 改修工事では既存の部分もある程度化粧直しをしないと、新しくできたところとのバランスが悪くなります。 ![]() 最後に前回説明した通り、駐車スペースに土と植物を植えて完成です。 ジャノヒゲ(リュウノヒゲ)を植える事にしました。 この植物は、場所を選ばず植えっぱなしで手がかからず乾燥にも強いからです。 現地は日当りは良いですが車も出入りし、半透明ですが屋根がある部分も多いので、植物にとっては結構厳しい環境なのです。 ![]() 続く。 KS |