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ヒアシンスハウス 2
IMG_2479.jpg
ヒアシンスハウス見学の続きです。
今回は外観。

建物は設計者の立原君のスケッチ通りの方位に建てられています。
(建築で方位は重要です!)
一緒に行ったGAIA SETの仲間の大学院生が指摘したのですが、現在建物の東側が沼ですが、スケッチでは西側です。
これは結構大きな問題のように思います。
(僕は2度目の訪問なのに何も気がつきませんでした。)

最初の写真が建物の南面(現状の沼は右側)、次の写真が北面(現状の沼は左側)です。
つまり、現在は南東の大きな出窓から沼が見えますが、計画では小さな出窓から見えるだけだったのです。
実際、沼といっても周りが林の大きな池なので、その辺りが最も大切な借景になるのです。
(これに関しては中に入って検証してみたいと思いました。)

さて、次の写真で見ても分かる通り、南ではなく北側にも大きく細長い窓があります。
(これに関しても中に入って検証です。)
外部から見て、全体的な開口部(窓や扉)の配置・大きさが不可解でした。
つまり適材適所じゃないように感じたのです。
IMG_2476.jpg
話は変わり、短辺方向(東側)からみると、このように建物はあまりに小さいです。
まるで公園の守衛所か物置小屋のようです。
が、(竣工時よりボロくなりましたが)木の茶色と緑のコンビネーション、十字のマークのくり抜き(キリスト教とは関係ないそうです)などによって、この建物が他とは一味違うことが分かります。
ところで、右側に少し出っ張った部分は便所です。
これは平面計画と立体デザインが悪いように思いました。
IMG_2475.jpg
十字の穴が開いた板は出窓の雨戸であることが分かりました。
写真のように閉めてみたのですが、懸垂式モノレールのような仕組みで面白いでした。
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あと、外部で気がついたのは建物が独立基礎で作られている事です。
当時(戦前)はそれが普通だったんでしょうが、見た目も貧乏臭い。
今の時代に建てるなら耐久性や耐震性からも布基礎かベタ基礎にすべきだったのでは、と思いました。
(ここまで当時の通りにすることはないでしょう。)

玄関は南面に凹みを付けたところにあります。
凹みは玄関ポーチの庇替わりになっていいのですが、日当たりの良い南面に玄関を設置するのはどうなんでしょう。
次回は写真の玄関扉から中に入ってみます。
IMG_2484.jpg
KS

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[2020/03/12 08:03] | GAIA SET | page top
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