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時間を想像する
恵比寿映像祭
恵比寿の写真美術館で恵比寿映像祭「時間を想像する」を見ました。
映像における「時間とは何か」がテーマ。
とはいうものの、量子論のパラレルワールドを持ち込んだり、多次元宇宙の概念を反映したありすると、どんどんわかりにくくなるんですよね、時間って。

その中でも、とっつきが良くて理屈抜きで楽しめたものがこれ。
スプーン、ライター、植木鉢などが直立しています。
これらに触ると、影の映像が出てきます。
ライターには火が付き、植木鉢からは花が咲きます。
それらが、白いテーブルの上に数秒間映し出されて、それから静かに消えていきます。
なるほど一瞬の時間の経過を感じさせるしかけです。
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次は、宇宙飛行士が経験するパラレルワールドです。
2コマのスクリーンには、ちがう次元で同じ経験をする同一人物が登場します。
そうすると、左右で違った展開になっていきます。
それを真上からのアングルで見せたり、アイレベルのアングルで見せたり。
でも、長い時間見てないと、なかなかその意図が分かりにくいですかね。
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これはカウントトレーニングというらしいのですが、いろいろな国の人達が、腕を振って、脚を上げる動作をくりかえします。
そのたびに、「カチッ」という音がするのですが、その音が時間の経過を感じさせます。
同じ動作を繰り返す人たち、流れていく時間・・・。
そのうち、画面から消え去る人や入れ替わって入ってくる新しい人が出てきます。
同じように、同じことをして過ごしていても、時は流れて、人は入れ替わっていくということでしょうか。
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恵比寿ガーデンプレイスの中庭に突如現れた白いおわん!
360度で花火を見せる、という「ハナビリウム」だそうです。
それはいいのですが、どうもこの白いビニールっぽいドームが美しくないのです。
できかけの下地むきだしみたいな雰囲気で、無粋ですね。
もうちょっとなんとかならなかったのでしょうか。
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それでもとにかく中に入ってみました。
わたしとしては、満面に展開する隅田川の花火のようなものを期待していたのですが・・・。
なんとこの回は満面に展開する線香花火でした。
線香花火は別に嫌いじゃないですが、ちょっとがっかりです。
だって、いくら大きくなっても線香花火は線香花火ですからね。
良く知ってる過程をとおって、最後にはぶすぶすいいながら終わっていきます。
あ、そうか!
それが「時間の経過」をあらわしているのか!
IMG_2465-1.jpg
SS

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[2020/02/27 07:39] | アート 2 | page top
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