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至近距離の宇宙
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恵比寿の東京都写真美術館で「至近距離の宇宙」展を見ました。
日本の新進作家何人かの写真展です。

「至近距離の宇宙」というタイトルにはそそられます。
身近なところ、自分のすぐ近くにも高次元の宇宙が広がっているというのは、まるで量子力学の世界のようです。
赤ちゃんが見上げる空中にも、銀河のような星雲のような闇が広がっています。

この作品は生まれたばかりの赤ちゃんが、初めて「物を見る」ことをしているところを写しだしています。
その瞳にはいったい何が映っているのでしょう?
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こちらは、透明なオブジェ(といっても、ホースとかビニール袋とか身近にあるものです)を透明なアクリルの上にのせて、その影を印画紙に焼き付けています。
透明であっても、影ができて、それが印画紙の上に自分の存在を残すことができる、ということでしょうか。
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しかし、全体の印象としてはタイトルほどにはインパクトのある作品が少なく、どちらかというとやや頭でっかちな点が残念でした。
作品の前に立つと「おおおっー!!」という迫力に打たれるというようなものが少なかったと思います。

SS

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[2020/01/16 08:02] | アート 2 | page top
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