![]() 恵比寿にある東京都写真美術館で「山沢英子 私の現代」という展覧会を見ました。 現代美術としての写真作品の先駆け的存在でしょうか。 つやのある色紙を接写した作品や、小さなものを意外なものと組み合わせて撮った作品。 それらを大写しにすることによって、自分の潜在意識の底にあるものが浮き出てくるような感じです。 ![]() これらの作品は「顔」を思わせますが、マスクのようでもあります。 私も昔、芸大生だったころに授業で「The Thing Itself」というタイトルで「もの」をシリーズで撮ったことがあります。 そうすると、街をふらふら歩いていても、んんん?と思うものにひょっこり出会うことがあります。 またはいつものようにいつものところで生活をしていても、あっ?!これおもしろい!!と思う瞬間がありました。 この人の作品を見ていると、その頃のことを思い出しました。 ![]() でも、ビデオのご本人のインタビューを見ていると、年取って振り返ってみると気に入らない作品が多いようで、「これはだめ。」「これもだめ。」と言われていました。 本当に気に入った作品というのは、すごく少ないものなのかもしれません。 SS |
| ホーム |
|