銀座メゾンエルメス フォーラムで「みえないかかわり」イズマイル・バリー展を見ました。
イズマイル・バリーはチュニジア出身の現代芸術家だそうです。 私にとっては学生時代に隆盛した「コンセプチャルアート」を思い出して、昔懐かしいです。 今も続いているんだ。 これはポジフィルムを光にかざして裏から手のひらをかざすと、その部分の映像が見えるという作品です。 このフィルムを裏返すと、今度は映像は薄れて、フィルムに書き込まれた文字が浮かび上がります。 しかし、残念! 文字が何語かわからず、内容を知りたいのにわかりません。 それとも、文字の内容には意味がないのでしょうか? ![]() これは壁に穴をあけて裏から自然光を当て、模様を浮かび上がらせるという作品です。 左は鉄さびのようで、右は人の顔のようですね。 これだけだと、特になんということもないのですが、それを裏から見ると・・・。 一番下の写真のようになっています。 ![]() これも、スリットを切って、裏から自然光を当てています。 細いスリットから差し込んだ光は天井に一本の筋を描いています。 よく見ると、このスリットはガムテープ製です。 ガムテープを壁に貼り、その中央部分にスリットを入れて、光がさすようにしてあります。 床の上には、その続きのガムテープのロールが置いてある! なかなか芸コマなんです。 ![]() これらを裏から見ると、このようになっています。 種も仕掛けもございます。 あぁ、こんなふうになってたんだ!と納得。 この人の仕事はこういう細かい所にこだわりがあって、小さなできごとの意味を自分の解釈で再現する感じでしょうか。 やっぱりコンセプチャルアートだなぁ。 ![]() SS |
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