![]() 恵比寿にある東京都写真美術館で「イメージの洞窟 意識の源を探る」という展覧会を見ました。 上の写真は大きく引き伸ばされて入口に飾られています。 写真の手前には立体で洞窟もゲートのように作られており、ますます洞窟の中から外をのぞき見している気分が盛り上がります。 逆光の中、二人の人物がなにやら話をしているようですが、二人の横には大きな岩があります。 ところが、この岩をじっと見ていると、これも洞窟の入口のようにも見えます。 中を覗き込んだら、また中に人物が二人いたりして。 このように、その中を、またその中を、と際限なくのぞき込んでいくと、最後にはなにがあるのでしょうか。 「意識の源」があるのかしらん。 これはまた別の作家です。 大きく引き伸ばされがモノクロのパターンがU字型に吊るされています。 迷彩模様のように見えますが、洞窟の岩肌でしょうか? こんなふうにレイアウトされると、これもまた裏側から見ると、洞窟のようですね。 この部屋の他の作品は、沖縄の「ガマの洞窟」がテーマなので、これもまた洞窟の一種なのでしょうね。 軽やかなので、わりといい感じにこもれる空間です。 ![]() こちらもまた別の作家ですが、変なポーズの乳児の姿(人形ではなさそうです)を画面に2つ3つ散らして構成しています。 赤い乳児は不気味な不穏な雰囲気。 なんだか、胎内でもがいているような姿です。 誕生後に待ち受けるさまざまな苦難を予知しているのでしょうか。 これまた潜在意識の奥底に眠っている記憶を取り出して、表現しているのでしょうか? ![]() 展覧会は11/24(日)まで。 SS |
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