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黄金町バザール2019 1
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建築・街づくり・芸術などを研究しているGAIA SETの仲間5人で「黄金町バザール2019 ニュー・メナジェリー」という催しを見学に行きました。
毎年40日程の期間、アート・フェスのようなものをおこなっています。

黄金町バザールは以前にもこのブログ(ココココをクリック)で取り上げました。
風俗街をアートの街に変えた町おこしの好例です。
簡単に言えば、京急本線の黄金町と日ノ出町駅の間の高架下界隈の昔ながらの風俗店舗全てを追い出し、そこを芸術家のアトリエに作り替え、街を生まれ変わらせた、という話です。
以前からこの活動は素晴らしいと思っていましたが、今回主要関係者のお話も聞くことができました。
(次の写真のガード下の日ノ出スタジオでヒアリングしました。)
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実際に話を聞くと、バラ色の内容ばかりではなく、あれこれとても大変そうでした。
ただでさえ、非営利法人が役所や警察と一緒に特殊な地域に対峙してきた事情があります。
一度町おこしをすれば済むという訳ではなく、気を許すとまたダーク・サイドがもりかえしてくるようです。

今でも地域でパトロールをしているそうです。
一見いい感じでやっているように見えるのですが、現実は厳しいのですね。
次の写真みたいな施設があるのも???だったのですが、納得がいきました。
(とは言え、この建物もアーティスティックでいい感じですよね。)
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役所や警察とは一枚岩で・・・、という感じではいかないこともあるようです。
また、ガード下には建築家の設計したアート関係施設を作っていますが、建築家もなかなか頑固だったりして苦労したそうです。
(建築家に関してはよくある話ですね。)
そして一番の問題は主催者の高齢化だそうです。
何かを始めるのもエネルギーがいりますが、それ以上に「続けていく」ということは大変なことなのでしょう。
皆さんよく頑張っている、とあらためて思いました。

さて、風俗店を改造したアトリエ群ですが、基本は狭い木造2階建てです。
以前(風俗店)の使い勝手は、1階が待合のバーのようになっていて、2階で客を取っていたそうです。
元の風俗店としてもとにかく狭いですが、一人用アトリエにすると案外面白いスケール感です。
アトリエの家賃は広さによって色々でしょうが、光熱費を入れて月5万円程度らしいです。
住んでいる人(???)も通っている人もいるそうです。
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狭いからか2店舗をぶち抜いたアトリエもあります。
けれど、そうすると階段が2つできてしまい、それもそれで笑えます。
同じ階に行くには半階上がって半階下がる、というのを写真で説明しようとしたのですが分かりますか。
この空間性、面白いのでもっと展示に有効利用してほしいですね。
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アトリエの住人には、最初は若い芸術家を集めていたそうですが、それでは将来など先が見通せないので、今はベテランの芸術家にも入ってもらっているそうです。
最近は外国人芸術家もいるそうですよ。

ブラブラ歩いてみるとアトリエ以外の店もあり、そっちの方がサイケデリックだったりして。
ゲイジュツカの皆さん、負けずに頑張ってくださいな。
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バザールは11/4(月)までなので、興味のある人は急げ!

続く。

KS

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[2019/10/30 08:30] | GAIA SET | page top
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