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B29と原郷
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スカイザバスハウスという画廊で横尾忠則の「B29と原郷ー幼年期からウォーホールまで」という展覧会を見てきました。
実は横尾忠則はどうでもよくて、画廊自体に興味があったのです。
(デザイナーとしての横尾忠則はサイケで最高でしたが、画家になってからは「まあいいかな。」って感じです。)

さて、この画廊は名前からも連想できるかもしれませんが、風呂屋を改装したギャラリーです。
僕も昔から「風呂屋で何かやると面白そう。」と思っていたので、是非見たいと思いました。
実際、風呂屋でコンサートをやったりした人は今までにもいましたよね。
今では古めかしい外観の風呂屋自体が減ってきたので、再利用するなら急がなきゃ。

最初の写真のように外観は風呂屋の原形を保っています。
そこにシンプルで小さめのサインを入れたりして、いい感じです。
給水塔のようなものもレトロな雰囲気を出しています。

入口は風呂屋の時と同じ。
モダンな風呂屋も最近はあるようですが、やはりこうでなくちゃね。
ここは日暮里駅から近い谷中です。
こんな画廊があっても不思議じゃありません。
入口の暖簾もいいですね。
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入口を入ると両側に下駄箱があり、内装仕上も風呂屋のままのようです。
(僕のイメージでは、靴を下駄箱に入れて入るようにして、男女別々の入口にしてほしかった。)
ここは上野からも近いので、外国人客がパラパラ来ていました。
(最近、東京のコアな場所にも外国人が現れます。)
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期待が高まったところで展示スペースに入りました。
が、普通の白いだけの展示室でした。
僕は、番台や脱衣場や洗い場や浴槽や富士山の絵が残っていて、それらをうまく再利用しているものと思っていました。
だから「これはクレイジーだな。横尾忠則展はぴったりだ。」と思い来てみたのですが、残念ながら肩すかし。
受付も番台じゃなければやっぱり駄目でしょう。
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上を見上げると、高い天井に風呂屋によくあるハイ・サイド・ライトがありました。
でも、天井自体はまっ白。
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建築家って頭が固くて生真面目すぎるのかな。
もう少し、みんなが腰を抜かすように設計してほしいでした。
今回は、外装と玄関は★★★★☆、内装は★☆☆☆☆。

KS

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[2019/06/17 12:38] | アート 2 | page top
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