目黒雅叙園で見た「百段階段展」の続きです。
最後は百段階段以外の目黒雅叙園について。
こちらは正面玄関です。

この有名な長い廊下、ここにも壁一面の半立体美人画がぎっしり。
単に「絵」ではおもしろくないと思ったのでしょうか。
なるほど、浮き出る美人たちは廊下の長さを忘れさせる迫力です。

レストランに入る入口にも、玄関と似た意匠が出てきます。
和風の意匠に合うように苦心した(?!)クリスマスツリーが飾られていています。
雅叙園全体に満ちている「なんでも貪欲に取り込んでいこう!」精神を感じます。

この天光ふりそそぐアトリウムにも、その精神を感じます。
このモダン空間に突如現れる赤い日傘と和風レストラン、これぞ雅叙園ですね。

ああ、そうです。
雅叙園はトイレもすごいのでした。
建設当時、1億円かかったことから「1億トイレ」いわれたそうで、それもそうだとうなずけます。

この橋を渡って個室に入るのですが、その中も、どこの姫が使うのかというぜいたくさです。
これは創業者の細川力蔵が、「人間、ひとりでゆっくりくつろげるのはトイレの中!」という考えがあったからだそうです。
それにしても日光江戸村のようなトイレであります。

SS