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日常生活
駅にて:夜
東京オペラシティのアートギャラリーに行ったときに、相笠昌義という画家の「日常生活」という展示もおまけで見ることができました。
特に見るつもりなかったものが面白かったりすると、トクした気分ですね。

このお方の絵は、日常を切り取った作品のようですが、何かおかしい。
一見素朴な絵のようですが、一種異様さを感じます。

人間が潰れたようなプロポーションなのも、ヘンテコな漫画のようです。
顔も岸田劉生の麗子像みたいに潰れています。
(絵を斜め横から見ると丁度良くなりますが。)

人が集まっている絵が多いですが、動きが少なくて生気が無く、不穏な雰囲気です。
空気がよどんでいるようで息苦しいです。
海水浴場や花見の絵などもあるのですが、その場には行ってみたくないですね。
「悪ふざけはやめろ。何か言いたいことがあるんだろ。」と作者に問いかけたくなりました。
(まあ全部褒め言葉なんですけどね。)

前回の展覧会「PEEKABOO」を見るとタダでこちらも見られます。
もうひとつ、平子雄一という画家の作品も同様に見られますが、こちらは絵本的なポップな絵でした。

KS

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[2018/06/14 09:27] | アート 1 | page top
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