![]() ガイア・アソシエイツで設計した住宅の改修(N4)の続きです。 まずは玄関から入ってみましょう。 外壁の白黒ストライプのタイルが玄関ホールに入り込み、建築としての内外の一体感を出しています。 ・・・と、これは一般的によくある手法です。 なのですが、玄関突き当りの階段から各階ホール(地下1階~3階)も、すべてこのタイルで徹底的に展開しています。 徹底している、と言えば、細かい事ですがタイル目地。 壁タイルは白と黒の2丁掛(細長いタイル)をストライプ状に貼っています。 その際、目地をどちらのタイルの色に合わせるかで悩むところだと思います。 (結局、どちらとも関係ない灰色にするのが一般的な解決策かもしれません。) 今回は、基本は白目地ですが、黒タイルと黒タイルが隣り合わせになる部分は黒目地にしてもらいました。 そうすることで、黒いストライプがぶつ切りにならないで連続します。 (写真をご覧になるとその効果はよく分かると思います。) 作業は気が遠くなる程大変ですが、手間をかけると良くなる見本ですね。 (職人さんはなんだか画家のように時々全体を見ながら作業していました。) タイル目地の色って案外侮れません。 ![]() 玄関から見返すと、車庫外壁まで同じストライプが続いている様子が分かります。 このようにすると、一体感だけではなく、連続感や広がりも感じますね。 ![]() 今回の計画は、全てにおいて全てが徹底されているのです。 続く。 KS |
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