![]() 「神聖ローマ帝国皇帝ルドルフ2世の驚異の世界展」という長ったらしい名前の展覧会をBUNKAMURAザ・ミュージアムで見てきました。 展覧会自体は「ルドルフ君の集めたもの」ということで、雑多な芸術などが脈絡なく飾ってありました。 (一応分野分けみたいなことはしてありましたが・・・) コレクターや美術館が集めた作品展、というのは概してつまらない事が多いです。 テーマが定まりにくいからかもしれません。 ![]() 今回もそんな展覧会だったのですが、最後に見せ場がありました。 野菜を並べて顔に見せる、といった騙し絵というかギミックで有名なアンチンボルドの絵もちょびっとだけ展覧会にあったのですが、それを現代作家が立体化したものがこれらの写真です。 ルドルフ君とは関係ないので、展覧会出口の外に並んでいましたが、見るべきはこちらでした。 ![]() アンチンボルドの作品は平面ですが、こちらは立体なので、「騙し」がききにくいです。 けれど、上手く立体的に整合させていてしっかりとできているので、オリジナルよりも見応えがありました。 ![]() 次の最後の写真は、顔が建築的になっている、というかその逆ですか。 ムードは暗いですがよくできていました。 特に滝のゲロが気に入りました。(何故か欧米人はゲロジョークが好きですね。) ![]() KS |